ようこそ、カレーとビールの世界。 Column 女性ひとりで気軽にカレーとビール。こだわりスパイス料理の「Spice BAR　猫六」

ビールとカレーの魅力を探る9月の特集「ようこそ。ビールとカレーの世界」。第8回目は、女性一人でも気軽に立ち寄れる、スパイス料理のお店「Spice BAR　猫六」のご紹介です。

どーも！OnatsUです。残暑の残るこの季節、なんだかお疲れモードが点滅し始めて、「ビールが飲みたいし、疲れた身体には辛いものでしょ！」と、そんな気持ちが募るはず。

ビール女子としては気兼ねなくふらっと立ち寄れるお店がほしいところ。そんな気持ちを満たすために、本格スパイスカレーとこだわりのクラフトビールを楽しめるお店へ行ってきました！

カレーとクラフトビールが楽しめる“スパイスバー”

今回訪ねるお店は、「北千住駅」から急行でひと駅の「曳舟駅」のすぐ近く。

西口を出て脇道に入ると、おしゃれな雰囲気のお店が見えてきます。

こちらが今回訪問するお店の「Spice BAR 猫六」です。猫ロゴが店名にちなんでいて、ぐっとくる可愛さ。“Spice BAR” だけに、お店に入るといい匂いが食欲を誘います。

看板のカレーは全部で4種類。それぞれ、通常サイズ（1,100円）、ハーフサイズ(750円)、2種盛り（1,400円）から選べます。

ビールは樽生が「ベルビュー・クリーク」「アサヒスーパードライ」の2種類、その他にも海外ビールがボトルで常時20～25種類ほど置かれています。

取材時にいただいたのは、定番の「ポークカレー」と季節で変わるカレーの「エビのカレー」（プラス100円）の2種盛り。合わせるビールは、樽生で提供しているフルーツビール（ランビック）の「ベルビュー・クリーク」（R/700円、S/500円）をチョイスしました。

スパイスとビールの世界を心ゆくまで

まずは、豚肉がゴロっとはいった定番「ポークカレー」を一口ぱくり。

玉ねぎの甘みと香辛料のスパイシーさがぎゅっと詰まったコクのある味わい。隠し味にはちみつが入っていて、より味に深みとフルーティーさが増します。

「ベルビュー・クリーク」のもつ甘酸っぱさとフルーティーな味わいが「ポークカレー」と相性抜群です。この他にも、原材料に蜂蜜が入っているFULLER’Sの「オーガニックハニーデュー」（800円）とも好相性でした。

続いて季節限定「エビカレー」（エビは毎年登場するメニューです♪）をぱくり。バターでソテーしたエビが使用されています。

ココナッツミルクが入っていて、とてもマイルドな味わい。スパイスが効いていて、ひとくち食べて、またひとくち……、と止まらなくなります。

カレーの他にもスパイスを使用したメニューが多数あります。特に人気なのは、ケーキような見た目の「猫六ポテトサラダ」（600円）。

しっかりとクミン等のスパイスの味を感じ、上にかかったマヨネーズソースのすっきりとした酸味と合わり、こちらもとてもビールに合います。

「Spice BAR 猫六」のこだわり

「Spice BAR 猫六」はもともと、築地で鰹節屋さんを営んでいた芳谷さんご夫婦が2014年にオープンしたお店です。

「カレーだけにとらわれない新しいスパイス料理と、その料理に馴染むようなクラフトビールを提供しています。その相性の良さはワイン以上ではないかと思っているんですよ」

と、無限に広がる2つのハーモニーについて魅力を話すのは店主芳谷さん。単なるカレー屋さんではなく、まさに「スパイス×クラフトビール」のひとつのジャンルを確立しているお店といえます。

ベルビュー・クリークを注いでいるのは奥様。ゴクッ。早く飲みたい…。

限定ビールは、知り合いのバイヤーさんからの情報を元に熟選したものを入荷し、なくなり次第ラインナップが変更します。毎回、訪れる度に新しいビールと出会えるのもまた魅力です。

もしも料理に合わせるクラフトビールに迷ったときは、店主芳谷さんに聞いてみるもよし、常連さんに尋ねてみるもよし、自分でとりあえず試してみるもよし。

「一番は自分で合う組み合わせを発見するのが楽しいよ、聞かれたらもちろん答えるけどね」と気さくにお話していただいた店主芳谷さん。

また、一人飲みの女性でもふらっと気軽に来てほしいという想いから、入り口から中の様子が分かりやすくなっているのは嬉しいポイント。中の様子が分からないとちょっと入りづらい、そんな女性の気持ちをがっちり掴んだ心遣いはうれしい限りです。

最寄りの人も、そうでない人も、思わず立ち寄る「Spice BAR 猫六」。ふとクラフトビールとカレーが食べたくなったそんな時はぜひ曳舟に。きまぐれ看板ネコの「ぐれ」さんもお待ちしています。

特集「ようこそ。カレーとビールの世界」