毎月12日は『パンの日』って知ってましたか? これはパン食普及協会が1983年に設定。1842年4月12日に日本で初めて『兵糧パン』と呼ばれるパンを製造した日を記念したものです。
そこで本日はデンマークスタイルのパンが食べられる青山アンデルセンのイベント『北欧クラフトビールとパンを楽しむ夜』で教えてもらった、ビールとパンのペアリング体験をお伝えします!
『北欧BOOK』代表の森百合子さん
イベントのナビゲーターは北欧BOOK代表の森百合子さん。森さんは『3日でまわる北欧inコペンハーゲン』などの著者。同シリーズは北欧でのリアルな取材に基づいた数々の『おいしいもの』やデザインを紹介する旅本として人気を集めています。
『アンデルセン』のパンに合わせるクラフトビールは、デンマークの『Mikkeller(ミッケラー)』。自国デンマークはもちろん、ヨーロッパやアメリカなどの様々なブルワリーとコラボレーションビールを生み出し、またデンマークではMikkellerのビールと料理のペアリングを楽しむお店をオープンしたり、何かと話題のブルワリーなのです。
今年4月には渋谷の百軒店にビアバーのMikkeller Tokyoをオープン。当日は長蛇の列ができる程の人気ぶりでした。
さっそくペアリングのパンとクラフトビールをいただきます。今回は以下の4種類の組み合わせでした。
『スモーブロー(オープンサンド)3種類』と『とりあえずWIT』
北欧のランチには欠かせない国民食スモーブロー。フレッシュサーモンとレバーパテ、ニシンの酢漬けの3種類が登場しました。
(左)サーモン、レバーパテ、ニシンのスモーブロー(右)とりあえずWIT
よく見ると、サーモンには白いパン。レバーパテとニシンには黒いパン(ライ麦パン)が使われています。実はスモーブローにはルールがあって、こんな風に具材によって組み合わが変わるのだとか。
合わせるビールは『とりあえずWIT』。Mikkeller Tokyoの定番ビールで、小麦を使った苦みの少ない柔らかな味わいが特徴です。
今回Mikkeller Tokyo代表のHamiltonさんも来場し、「ペアリングに興味があるけど、どんなビールで合わせたらいいかわからない場合は、まず最初はWITがおすすめ」とアドバイス。
ペアリングの最初の一歩として、挑戦しやすいですね。
『マリボーチーズフランス』と『ミッケルズドリーム』
デンマークを代表するチーズ『マリボー』をシンプルなフランスパン生地で包んだパン。
そこに合わせる『ミッケルズドリーム』はピルスナーにアメリカホップを使ったビールで、柑橘のような香りが特徴。オレンジやグレープフルーツのようなフレーバーが、マリボーチーズと合わさって新たな味わいを作ります。
『ウル・ブロー』と『ビアギーク ココアシェイク』
ウル・ブローとは、あまったパンとビールをどう使おうかと考えたところ生み出された『おかゆ』のようなもの。ビールでパンを煮込んで食べます。
ほんのり甘さを感じるパンのおかゆと、ビアギーク ココアシェイクのダークチョコレートのような深い味わいがデザート感覚で楽しめます。
『ダークチェリーのペストリー』と『ラズベリー ベルリナーヴァイセ』
ダークチェリーの甘酸っぱさとカスタードクリームのまろやかさを兼ねたペストリー。
ビールは乳酸菌を加えて発酵させた爽やかな酸味にラズベリーの甘酸っぱさが漂う『ラズベリー ベルリナーヴァイセ』。甘酸っぱいフルーツを組み合わせる大人の夏のすっきりデザートとして美味しくいただきました。
ビールもパンも、どちらも原料に麦を使用。美味しい組み合わせを知り大満足。皆さんも毎月パンの日にはペアリングを気軽に楽しんではいかがでしょうか。
『北欧BOOK』
『Mikkeller Tokyo』
◯住所:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-19-11
電話番号:03-6427-0793
○URL:http://mikkeller.jp/
『青山アンデルセン』
◯住所:〒107-0062 東京都港区南青山5-1-26
◯電話番号:03-3407-4833
○URL:http://www.andersen.co.jp/aoyama/