Gutentag!! 今週末もベルリンです。
ベルリンに来て何が良いかって、ドイツは比較的各地方に各地方の特色が良く出ていて、それぞれの地方でしかあまり食べられていないものや飲めないビールというのが色々ありますが、ドイツで特別、大都会のベルリンでは比較的さまざまな地方のものが手に入るのです。
例えば昨日、Facebookページに連載中の編集長yuccoのドイツビア旅アルバムにアップロードしたOeTTINGER-Pils(エッティンガーーピルス)は、ドイツ南部の街のビールなのです。
南部はビール造りが盛んで北部に比べても比較的多くの古い醸造所が今日も続いています。
ドイツ全土にどの程度広がっているのかは不明ですが、海外に輸出しているような大きな醸造所のものでも、ドイツの他の地方では見かけないなんてこともあったりします。
そんな南部から、今日紹介するのはRothaus-Pilsner(ロットハウス-ピルスナー)。このピルスナーは後日、酒屋さんでも見つけたのですが、先日伺ったMaultaschen Manufaktur(マウルタッシェンマニュファクトゥーア)というお店で出てきたもの。南部のラビオリや餃子にも似たお料理、マウルタッシェンを食べさせてくれるお店として、お店周辺の地域では人気があるようです。毎朝お店で作っているこのマウルタッシェンだけを求めて買いに来る常連客も多いのだとか・・・。
お店の看板にはかわいらしい女の子の絵入りのRothausのビールを出していますよーというマークが。
お店に入り、まずはビールを注文。種類は一種類しかなく、頼むと自動的にRothausが出てくるという仕組み。
とってもモルティーでごくんと飲んだ後に口の中に麦の風味がふわっと広がります。ピルスナーにしては少し色が濃い目。苦味はあまり感じなく、とっても飲みやすいビールです。
また、グラスの首元にはこんな嬉しい配慮が。おそらく飲むときに垂れてきた雫を受け止めるものだと思いますが、襟巻きトカゲみたいでかわいい~!!
噂の餃子・・・ではなく、マウルタッシェンを注文。マウルタッシェンはスープに入った水餃子のようなもののほかに、クラシックというものや焼きもあるらしく、数パターンが食べられますが、基本はマウルタッシェンがメインで後はサラダなど。
ということで、スープとクラシックを注文。
スープはとってもやさしい味わいで、マウルタッシェンそのものには中身にしっかり目に味がついていました。クラシック(右)はカリカリのオニオンとともにいただくもので蒸してあるようでした。クラシックの方にはプレートに軽くサラダとポテトサラダがついていて、このポテトサラダがまた、酸っぱく味付けしてあって美味なのです。別でもう一皿注文しちゃいたいくらい(笑)。ビールがグビグビ進んでしまう一品でした。
入ったときは比較的空いていた店内でしたが、帰るときには平日の夜にも関わらず、こんなにぎわいに。
ドイツのさまざまな食文化に触れることができる街、ベルリン。このお店は私が滞在している街の中心からは少し離れたところにありますが、ベルリンは街中に地下鉄やバス、トラムなどの交通網が発達していて、小さなお店がごちゃごちゃっと集まった中から新たなお店を探し出す楽しみがあります。毎日発見の連続、刺激溢れるベルリンです!!
ビール女子