以前、サッカーとビールの根深い関係。というコラムの中で、ドイツのサッカーチームのほとんどが地元ビールメーカーからスポンサーされているという話を掲載しましたが、3日前に、念願のブンデスリーガ観戦に行ってきたのでそこら辺も含めてレポートしたいと思います。 ドイツ、北部の中央に位置するHannover(ハノーファー)。ニーダーザクセン州の州都で、標準ドイツ語はここで話す言葉のことを言うらしく、言わば言語的首都となっているようです。 大きな地図で見る ドイツの市庁舎は綺麗なところが多いのですが、ハノーファーの市庁舎もまた素晴らしい!!
私が観戦に行ったのは、ここで活動するドイツ一部リーグに所属するHannover96のホームゲーム。ドイツのチームはどこも歴史が古いですが、Hannoverもなんと、1896年からの歴史あるチーム。日本からは酒井選手が所属しています。また、対するは長谷部選手、清武選手の所属するニュルンベルク。両チームとも日本から渡った選手がスターティングメンバーに入っているという私にとっては好カード。
12/14 15:30
VS
HANNOVER96 1. FC NÜRNBERG
スタジアムへと足を運ぶと、それはそれは大きいスタジアムで、なんといってもピッチとの距離の近さはより気分を盛り上げてくれます。
Hannover96のホームスタジアム、AWDアレーナ
観戦までの少しの時間、何はともあれビール!!とスタジアム内のショップへ向かうと・・・そう、実はここ、ビール大国のドイツにも関わらず、ハノーファーのスタジアム内のショップではビールが販売されていなかったのです!! 初めてその事実を知ったときには驚きでした。アルコールが入った状態でサッカーを観戦することによる、暴力行為を懸念してということでしょうか・・・。 日本でも最近、大きな試合などではそうですが、会場に入るときにはバックから身体からチェックされ、ボトルの飲み物などは持ち込めません。中でももちろんビンの飲み物はなし。 とはいえ、ショップに行けばHasseröder(ハッセロダー)のポスターが。実はここ、先日Facebookページにてご紹介した、ハノーファーより少し南の魔女の森、Harz山地にある醸造所で、滞在先で飲んだのは苦味のあるピルスでした。ノンアルコールだとはわかっていても、それでも気分はビールを飲みたいっ!!ということで、プラスチックのカップに注がれるノンアルコールのHasseröderを購入。プラスチックカップはデポジット制で返却すると戻ってくるというシステム。日本のビアフェスなんかでもそうですが、その辺りのゴミを減らす工夫はドイツらしいですね。
スタジアム内でビールの販売ができないにも関わらず、どこのサッカーチームにも必ずといっていいほど各地方のビール会社がスポンサーにつくドイツ。やはりいわずと知れたサッカービール大国というお国柄なのでしょうか。 ちなみに試合は前半戦、ニュルンベルクに3点取られてハノーファー側のサポーターが応援すらしなくなった後半戦の初めに1点取り返し、最後5分のところでさらに2点を追加して同点で終了という、劇的展開。観戦している私たちからすれば1試合で6点もの得点シーンを見られるという、とってもエキサイティングな試合でした。 観戦していたサイドにはニュルンベルクのサポーターもいて、追いつかれてあせっていたのか、ファールでハノーファーがセットプレーのチャンスを得たときにあのプラスチックカップが頭上を飛び交っていたのは、やはりヨーロッパならでは。 いや~、ビンじゃなくて良かった・・・(笑)。 Facebookにて、「編集長yuccoのドイツビア旅アルバム」更新中!!ビール女子