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Interview 麺や海苔を使用した “ラーメンのためのビール” 爆誕!仕掛人に話を聞いてみた

2022/11/18

sponsored by 株式会社Beer the First

疲れた体にごくごくとビールを流し込み、ずるずるっとラーメンをすする。

ビールとラーメンなんて、どちらも好きな人にとっては間違いない組み合わせ。

相性の良さは言わずもがなですが、もしもラーメンの麺でつくられたラーメンのためのビールがあったならーー。

なんだか不思議な魅力溢れるワードですが、じつは廃棄予定の麺や海苔を使用したラーメンのためのビールがこの度誕生したのです!


その名も『華麺舞踏会。2022年11月18日(金)〜2023年1月15日(日)の期間で、「CAMPFIRE」にてクラウドファンディングを実施中です。

今回はそんな“ラーメンビール”を一足お先に試飲。さらに、ラーメンビールの仕掛け人にもお話しを聞いてきました!


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ラーメンの麺からビールが誕生!廃棄予定だった麺や海苔を使用


ラーメンの麺を使ったラーメンのためのビールを出がけるのは、廃棄食品を生かしたビールをつくる株式会社Beer the First

これまでにも廃棄予定だったパンや災害備蓄品を使ったビールをつくっています。

原材料名にもラーメンと海苔が…!

今回着目したのは、廃棄間近のラーメンの麺と、海苔。使用されている麺は、ラーメン店主やファンからも絶大な支持を集める「浅草開化楼」のもの。また、歴史がありながらも新しい挑戦をしている「山本海苔店」の海苔を使用しています。

さらに、塩ラーメン・味噌ラーメン・豚骨ラーメン…などといろんな種類があるなか、日本で一番人気な“醤油ラーメンに合う”をコンセプトとして醸造。これが、『華麺舞踏会』です。


さらにビアスタイル「seaweed ale」は、今回のビールのために名付けられました。パッケージには「醤油との出会い」とも書かれていて、なんだかますます気になることばかり…。

ということで、さっそくラーメンと一緒に「華麺舞踏会」を飲んでみました!

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本当にビールに合う?醤油ラーメンと一緒に飲んでみた


ラーメンに合うビール…味わいが気になるということで、一足先に飲んでみました!

今回は、プロジェクトメンバーのひとり・ラーメン戦士 山川さんにおすすめいただいた、濃い目の醤油ラーメンと一緒にいただきました。


グラスに注ぐと赤みを帯びた濃い液色。鼻を近づけるとしっかりとした麦芽感のなかにふわっと海苔の香り味わってみるとボディはしっかりありつつも、お出汁のような旨味や甘みを感じます。ゆったりと味わいたくなる濃厚さですが、アルコール度数も5%と強すぎることなく後口はキレが良く飲みやすい!

ビールだけでもおいしくいただけますが、さっそく醤油ラーメンと一緒にいただきます。


合わせてみると、醤油のコク深い味わいビールの濃厚さが絶妙にマッチ。たっぷりと油を使ったラーメンを食べ、ビールを口に流し込むと、程よいキレのある味わいがすっきりとさせてくれ、ラーメンとビールの味わいの余韻に浸ることができます。


コク深い味わいとすっきりさが両立した、食事と合わせて飲むとごくごくと飲みたくなる味わい。餃子などもつまみながら食べて飲んでいくうちに、少しずつビールの温度も上がってきます。そうなったときに香りや味わいに変化が。

温度が上がることで、キンキンに冷えた状態よりも海苔の香りをより感じ海苔由来の旨味も口の中いっぱいに広がります。まるで海の恵をぞんぶんに味わっているよう。時間をかけて飲むと味わいの変化が感じられるので、ゆっくりと味わうことができます。

海苔の香りと旨味がビールに溶け込んでいる不思議…その旨味が料理との味わいの橋渡しになってくれている気がしました。

味わってみてなおさらどのような経緯でつくられたのかが気になる…ということで、仕掛け人の3人と実際に醸造を手掛けたブルワーにお話を聞いてきました!

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仕掛け人に話を聞いてみたら、想像以上に奥が深かった

左からラーメン戦士 山川さん、坂本錦一さん、内間悠人さん
  • 【お話を聞いた人】
    Beer the First 代表取締役 坂本錦一さん
    Beer fan 内間悠人さん
    ラーメン戦士 山川大介さん
    こまいぬブルワリー 丹羽岳悠さん
仕掛けるのは、廃棄食品を使い地球に優しいビールづくりを行う、株式会社Beer the First。そもそも「廃棄食品×ビール」に着目した理由は何だったのでしょうか。

坂本さん

元々僕が、家でビールをつくりたいと思っていたことがはじまりです。ただ、日本では法律的に個人でビールづくりはできないので、仕事でトライできないかなと考えたんです。


また、坂本さんは食品の会社に勤めていることもあり、全国さまざまな農家や工場を周って直面した、廃棄の現状もプロジェクトを立ち上げた理由のひとつだそう。

坂本さん

ショッキングだったのが、通常であれば一房何千円で売られているぶどうに例えば傷がついてしまった場合、1キロ10円レベルでジュースの原料として販売されている現状です。それってとてももったいないし、自分で何かアプローチできないかなと思って。「廃棄食品」と「ビール」をくっつけてみたのがスタートです。

その後、共通の友人を介したラーメン戦士 山川さんとの出会いから、「ラーメン×ビール」開発に乗り出します。

山川さん

ラーメン店さんでも最近クラフトビールを扱ってるお店が増えていて。それで、クラフトビールと掛け合わせて何かできないかなと考えていたところだったんです。

坂本さん

山川さんと会ったとき、ラーメンとビールって相性がすごく良いっていう話を聞いて。炭水化物、例えばパンをビールに変えている取り組みについて話し、「ラーメンも小麦から作られているので麺からもビールできるんじゃないすかね」と伝えて、ぜひ一緒に商品化しませんか?ってアプローチしました。

飲みの場で交わしたこの何気ないやりとりでしたが、その後改めて一緒に取り組んでいくことに。

山川さん

僕がラーメンを盛り上げたい、坂本くんがビールを盛り上げたいっていう2人の思いがあったので、そこから実際に商品化に向けて進んでいきました。そのときに、材料に使用する麺は「浅草開化楼」さんが良いのではと推しました。

「浅草開化楼」は、2000年代に訪れたつけ麺ブームの火付け役となった「六厘舎」や「つけめんTETSU」の麺を手掛けている製麺所。「ここの麺を使っているから食べに来る」というファンもいるほど、ラーメン店主からの信頼も置かれている製麺所です。

山川さん

「浅草開化楼」さんはただ麺を作るだけじゃなくて、麺やラーメンに対して真摯で、業界全体を盛り上げていきたいという思いがすごく強いんです。我々も今回のラーメンビールに対してものすごく熱い思いで取り組んでいるので。「浅草開化楼」さんだったら思いを受け止めてくれて、実際それを形になるようご協力いただけるんじゃないかと思いお話したら、「おもしろいね、一緒にやろう」と言っていただけたんです。


■廃棄される食品のトップは炭水化物

現在では、炭水化物をメインにビールをつくるBeer the First。そもそも廃棄率はどれくらいあるのでしょうか。

坂本さん

持論なんですが、廃棄の中でトップに入るのが炭水化物だと思っています。

メーカーや事業系の食品ロスの廃棄の種類って、メーカー小売店・スーパー外食産業の大きく三つぐらいにわかれてて。メーカーでいうと、日本の企業のトップ10のジャンル別の廃棄売上は、炭水化物を扱ってるメーカーが一番にきますね。

あとは、小売店のカテゴリー別、お肉や海鮮などでいうと、一番多いのはお弁当など、ご飯を含む惣菜関係が多いです。外食産業も売上トップ10って、炭水化物を扱っている企業ばかりなので、炭水化物は廃棄の中でいうと大きなウェイトを占めてるんじゃないかなと考えていますね。

また、今回は海苔もビールの材料に使われていますが、入れてみようと思ったきっかけについても聞きました。

内間さん

ラーメンの麺を使うなら、ラーメン自体にも合うビールをつくりたいと話していて。じゃあ何のラーメンかって考えたときに、醤油ラーメンが日本のラーメン店の中で一番多いと。じゃあ醤油ラーメンに合うのは何かって海苔かなと。それに、海苔の香りがするビールができたらおもしろいんじゃないかなと思ったんです。

その後、海苔店を調べるうちに、「山本海苔店」に辿り着きます。

坂本さん

「山本海苔店」さんは歴史がある海苔店さんなんですけど、味付け海苔を開発したり、海苔のマーケティングをはじめられたりと、海苔業界の中でも常に新しいことをされていて。思いを伝えたらぜひ一緒にやっていきましょうと言っていただきました。

海苔はカットする段階で生まれる切れ端や訳ありなどがあり、それらは海苔の佃煮にしたりと応用され廃棄自体は生まれにくいそうですが、他の価値として新しく提供するという意味でも興味を持っていただけたそうです。


■日本のソウルフード「ラーメン」を使ったビールづくり

今回醸造を担当したのは、千葉県柏市のこまいぬブルワリー。Beer the Firstと一緒につくるビールは今回で二度目。初めて依頼されたのは廃棄間近のパンを使ったビールづくりでした。

こまいぬブルワリー丹羽さん

食品のアップサイクルは元々結構興味があった分野で。実は以前にもパンビールはつくったことがあったんです。コロナに入ったタイミングで学校給食がなくなって、地元のパン屋さんにコッペパンが大量に余ってしまっていて。そのコッペパンを買って原材料の一部に使ったパンビールをつくりました。その経験があったので、お話を聞いたとき何かできるだろうなとお受けしました。

今回のラーメン×ビールづくりの話がきたときの印象を聞いてみると…

こまいぬブルワリー丹羽さん

ラーメンくるかぁって思いました(笑)考えることはたくさんあるなと思いつつ、前例がないっていうところでもおもしろそうだなと率直に思いましたね。それに、ラーメンって日本のソウルフードで大量に消費される一方で、ロスは結構あるんじゃないかなと思ってたんです。

あとは、「浅草開化楼」さんの名前が出てきてテンションが上がって。私も結構ラーメンが好きで、開化楼さんの麺を使っている好きなラーメン店さん、いくつかあるんですよ。ぜひやってみたいなと思いました。

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■ビールに海苔を浸けて…


ラーメンと海苔を使ってつくる、今までになかったビール。その醸造について聞きました。

こまいぬブルワリー丹羽さん

今回のポイントは、“ラーメンに合うビール”、“麺を使う”、そして“海苔を使う”ということ。ラーメンも海苔もビールづくりには使ったことがない材料なので、海苔や海藻を使ったビールはあるのかを調べました。

坂本さん

僕たちもどんなスタイルが合うかを一緒に考えていたとき、3人で海苔といろんなスタイルのビールを買って、海苔をビールに浸けて飲みながら相性が良いスタイルを探しました

「ラガー系のモルトだと海苔は際立つし香りが喧嘩しない」「ホップが強いと爽快感が強くて柑橘系の香りがめっちゃ喧嘩する」とか。あとは、スムージーに入れてみたりだとか(笑)。

内間さん

合うスタイルを探すのは大変だったよね。

坂本さん

本当はちょっと流行りのスタイルにできたらとも思って流行系のビールも攻めたんですが、海苔との相性はことごとく駄目でしたね(笑)

こまいぬブルワリー丹羽さん

坂本さんたちの調査もあって、最終的にはアイリッシュレッドエールをベースにしました。世界でも昆布を使ったビールの事例があって。SDGs関連の発想からきていたんですが、海を綺麗にするために昆布を育てて、海が綺麗になったあとの昆布を使ってつくったようです。そのときのスタイルがレッドエールに近いものだったんですよね。

ビールから海苔の香り…想像できないと思われるかもしれませんが、意外と香るようで…

こまいぬブルワリー丹羽さん

昆布や海藻って水につけると結構香り、味わいに旨味が出るんです。だからちゃんとボディーがあるビールが相性よさそうというのもあってスタイルを設定しました。

香りのイメージとしては海苔の佃煮。海苔の香りを感じさせつつ、他の味わいとも良さを引き出し合うよう、悪目立ちしないようなボディー感を目指しました。

坂本さん

seaweedって英語で直訳すると海苔なので、海苔の香りがするビールということで私たちで「seaweed ale」とスタイルを作りました。

こまいぬブルワリー丹羽さん

味わいの特徴としては、しっかりとしたモルト感と海苔の香り。海苔単体だと生臭さに行きやすいというのもあったんで、ほのかに薫製っぽさを入れてます。

あとは、醤油のコクとも相性が良いんです。色は赤〜黒に近くて。ただ味わいは黒ビールのような濃厚さまではなくともコクがあり、キレが良いです。油を使ったラーメンと一緒に飲むとすっきりとして良い組み合わせだと思います。


■ちょっと不思議な名前「華麺舞踏会」の由来

内間さん

3人でビールの名前を考えていたんですが、今回コンセプトとしては「ラーメン×ビール」なので、“”がキーワードになるかなと。そこで「めん」がつく単語を調べていたら「仮面」にたどり着きました。そのとき、自分の中にヨーロッパの仮面舞踏会、マスカレードが頭の中に浮かんできて。

仮面舞踏会ってマスクで素性を隠して、相手が誰かわからない状態で舞踏会を楽しむものですよね。それって、ビール業界とラーメン業界がコラボすることで、ビールファンもラーメンファンもそうじゃない方も楽しんでもらえる1本にしたいっていう思いと重なったんです。立場も関係なく、何が好きだろうが、みんなでこのビールを一緒に楽しみたいなと。

坂本さん

当初はその「仮面」のままだったんですけど、中華麺を使ってるんで、「華麺」がいいんじゃないと。

実はビール名を考えている時間も、今回のプロジェクトの苦労ポイントだったそう。

坂本さん

もういろんな案を出しても決まらず。3人で3分ぐらい無言の時間があって本当息詰まったこともありましたね。

山川さん

本当、思い出に残る苦労ポイントです。ビール界もラーメン界もそうなんですが、すごくファンの熱量が熱いコンテンツだと思うんです。もちろんコアなオタクたちが熱いのってそれ自体はすごく良いんですけど、これからこのコンテンツに入ってくる人との差というか乖離みたいなものも実際あるんですね。そこが課題だと僕は感じていて。だからそんな思いを伝えるにも名前は大切だったんです。

ビール好きな人でも、そうじゃない人でも楽しんでもらいたいっていう思いも「華麺舞踏会」という名前には込められていますね。

今回のビールの顔でもあるパッケージのデザインは、ビール関連のイラストも多く手掛けられているイソガイヒサヒトさんが担当。そのこだわりポイントも聞きました。

坂本さん

まずは字体。中華のジャンルでもいろんな字体があって。やっぱり僕たち世代にもアプローチかけたいですし、幅広い方に手に取ってほしいので、かちっとしたクラシックさと丸い字体のネオ中華の中間ぐらいの字体で進めていただきました。

あとは、この中心の女の子は、町中華っぽいイメージ。よく見ると仮面もつけてるのと、舞踏会がついているので、踊っているような躍動感もイラストに入れていただきました。

山川さん

カラーリングも白とかいろいろ候補があったんですけど、まずはやっぱり手に取ってもらいたいっていうところと。ラーメンと並んだときを想像して、最終的にこのデザインになりました。きっとこう皆さんカウンターにビールを置いたりして、ラーメンと一緒に写真撮ってもらえるかなとか。そういう部分でも、ラベルにはしっかりとこだわりました。

■ラーメンに中華、和食やイタリアンなどいろいろな料理と合わせてほしい

こだわりや魅力がたっぷり詰まった「華麺舞踏会」。どんなふうに楽しんでほしいか聞いてみました。

坂本さん

海苔の香りと旨味ボディもしっかりとありつつキレもある、今までのビールにはないコクや旨味が感じられるビールです。やっぱり最初はラーメンと一緒に楽しんでいただきたいですが、ラベルのサブタイトルに「醤油との出会い」とあるように醤油を使う料理、たとえば和食にも合わせて楽しんでいただきたいですね。

山川さん

僕としてはやっぱりラーメンと合わせてほしいですね。食事の邪魔もせず、濃いめな味わいの醤油ラーメンにも負けないボディー感があるので、ラーメンもビールもどっちも楽しめる味わいです。あとは中華にも合いそう。オイスターソースとか麻婆豆腐などのラー油系、回鍋肉とか。油分が多くて味が濃いものに合わせてマリアージュしてもらえたら良いかなと思いました。

内間さん

薫製料理、たとえば薫製卵とかにも合いそうですね。今回海苔っていう副原料の案を出したんですが、その理由としては、今までにあまりないものを作りたいっていう思いがあったので。それってつまり、未知な領域だと思うんですね。我々は醤油に合うビールとしてつくってはいるんですが、もしかしたらイタリア料理に合うとか、そういう可能性も秘めてると思います。

山川さん

あとは特別な一杯にしてほしいなと思っています。ラーメンって気軽に消費するイメージがあると思うんですが、最近はお取り寄せやラーメン店のものをそのままテイクアウトできたりなど、高いクオリティのラーメンを自宅で食べられることが増えています。

「華麺舞踏会」は、ちょっと特別な一杯に合わせて飲んでもらえるようなビールなので、例えば今日は美味しいラーメンを食べよう、ちょっとお取り寄せしてみようとか。ラーメンをただ食べるんじゃなくて、ラーメンを食べる時間を「華麺舞踏会」と一緒に楽しんでほしいですね。

内間さん

シチュエーションでいうと、こういうコクや旨味があるビールは個人的に、温泉の後に飲みたいなって思いました。

こまいぬブルワリー丹羽さん

ビール文化と他の文化が融合する中で、どんどんその枠が広がっていったらいいなっていうのはずっと考えてることなので。名前のコンセプトにもあったんですが、このビールをきっかけに、ラーメン好き、ビール好き双方がお互いの世界にちょっと足を踏み入れるきっかけになったらすごくいいなと思っています。


■「へー珍しい」ではなく「あ、いいね」になるように

坂本さん

「華麺舞踏会」でいうと醤油にフォーカスを当ててるんで、例えば次は味噌とか豚骨など、シリーズ化できたらなって思っています。いろんなラーメンとビールを繋げる架け橋になりたいですね。

こまいぬブルワリー丹羽さん

今後もアップサイクルのビールはいろいろ続けていきたいなと思っていて。イベント的に一回つくって終わりじゃなくて、ビールとしておいしいよねっていうところまで認知してもらいたいですね。そうやって繰り返し使っていく中で、食品ロスが減っていくサイクルにやっと入るかなと思ってるんで。

坂本さん

あとは現在進行形のものでいうと、これまでとは別の災害備蓄品を使ったビールも丹羽さんと今進めています。こんなふうに僕たちは引き続き、アップサイクルにフォーカスしたビールにアプローチしていきたいなと思っています。まだまだ使ってない素材とか、みんなが想像できていないような商品つくっていきたいです。

こまいぬブルワリー丹羽さん

ビールに詳しい方ってホップの名前を気にされたりすると思うんですけど、それと同じ感覚で災害備蓄品使ってることが、「へー珍しい」じゃなく、「あ、いいね」になればいいなと思います。

撮影中も、ああでもないこうでもないと、ビールについて熱く語り合っていた皆さん。

坂本さんも「ここ3〜4ヶ月くらい毎週夜に3人で集まって、熱く話し合っていて。やっぱり、完成したビールを飲んだときはすごく嬉しくて感慨深かったです。ラベルもすごくかわいいし。本当に嬉しいです」と話します。

ラーメンとビール、そして海苔が出会い、生まれた「華麺舞踏会」。

“廃棄された食品を使用”しているため、食品ロスへの関心が高まればという根本の思いがありますが、そんな枕詞がいらないほど単体としての個性がありながらも、コク深くすっきりと飲みやすいビールでした。

醤油ラーメンと出会い、お互いの味わいに寄り添うことで味わいに深みが増すビールは、ラーメンとビール、廃棄食品などの垣根を飛び越えてくれる力強さを感じます。

お気に入りのラーメン店でテイクアウトしたラーメンや、取り寄せていたラーメンと一緒にいただく「華麺舞踏会」。

仕事を頑張った自分へのご褒美や、大切な人との時間にいただけば、ラーメンとビールとの時間がより味わい深いものになるはずです。


クラウドファンディング実施中!

そんな「華麺舞踏会」、2023年1月15日まで、CAMPFIREにてクラウドファンディングを実施中です!

プロジェクトを支援した際のリターンには、「華麺舞踏会」はもちろん、このプロジェクトのためだけに作られた、浅草開化楼の限定麺と醤油スープセットや、ステッカーやグラスなどのオリジナルグッズも盛りだくさん!詳細は特設ページよりご確認ください。

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 『華麺舞踏会』

  • 〇ビアスタイル:seaweed ale
  • 〇アルコール度数:5.0%
  • 〇原材料:大麦麦芽(外国産)、ラーメン、ホップ、海苔(原材料の一部に小麦を含む)
  • 〇醸造所:こまいぬブルワリー

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山吹彩野 編集・ライター

好きなビアスタイルはサワー。犬が好き。

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