今日は、ビール女子編集部もビールイベントなどでよく見かけるビール界のさすらいちゃーりーさんが発行している同人誌『ゆるびー。』の新刊をご紹介したいと思います! 実はこれ、先月発売されたばかりの新刊をゲットしたのです〜♪ まだの方はぜひ一緒に中をのぞいてみましょう!
国ごとにビールの歴史をたどる
近年目覚ましく成長を続けているクラフトビール業界ですが、多種多様にあるそれぞれのビールを語るためには、まず発祥国ごとに把握することが必要です。世界三大ビール大国のドイツ、イギリス、ベルギーをはじめ、アメリカや韓国など比較的新規参入の国ごとにどんな特徴のビールを造ってきたのかなどの説明が、とてもわかりやすくまとめられています。現代では、発祥国に関わらず色んなスタイルのビールが、世界中で醸造されていますから、ビギナーがビールを知る時に、どんな歴史があって、どんな個性を持っているのかを理解するのは至難の業。こうして整理すると、すっと頭に入りやすいですね。また、そのビールの誕生の経緯が掴めるので、実際に飲むときにより楽しむことができそうです。
拡大し続けるクラフトビールブーム
『ゆるびー。』いわく、「クラフトビール」というワードをつくり、ムーブメントを引き起こしたのはアメリカで、 1986 年には国内に 80 個所程度だった醸造所は 2012 年には 2,000 個所を超えるという、爆発的な増加の一途をたどったんだとか! 日本国内でも空前のクラフトビールブームが巻き起こり、大手ビールメーカーもこぞって新規参入していますね。ビール女子編集部としては、今まで世の中に知られていた “ビール” だけのイメージで、ビールを嫌厭(けんえん)していた人たちが “新しいビール” を知る時代がが来て嬉しい限りです。ちゃーりーさんも本誌の中で「ブームから文化への変革」と言っていましたが、まさに今がそのタイミングなんだなと日々感じます。著者自身、まだまだクラフトビールビギナーですが、このタイミングでクラフトビールと出会い、携われていることが奇跡だなと感動すら覚えます。
特集「酒販店進化論」
日本では「酒販免許」の緩和などにより、コンビニエンスストアやスーパーで気軽にお酒が買えます。ユーザーにとっては便利な世の中と呼べますが、酒販専門店にとっては苦境の時代。後半に特集されている「酒販進化論」では、そんな現状を問題定義に、この “クラフトビールブーム” を逆手にとって奮起する酒販専門店に直接インタビューを行い、現場での工夫やユーザーの反響などが語られています。例えば府中市の「ビアハウス ケン」では、「世界のビールを楽しむ会」というイベントを独自に開催し、普段の感謝を込めながら赤字覚悟でユーザーの心を掴んでいるようです。また、ひたちなか市にある「お酒の遊園地イシカワ」では、日本随一のフランスビールの品ぞろえを誇り、売り場では日本地ビール協会認定のビアジャッジが在籍していまいす。消費者へアドバイスをしたり、世間話をすることでコミュニケーションも図れているんですって! 色んなスタイルで、日々試行錯誤してるんですね!
みなさんも、ぜひ魅惑のクラフトビールの世界へ一歩踏み出してみませんか? その際は、ちゃーりーさんの『ゆるびー。』を参考にするとすぐに楽しめるようになれるかも。この度、 Kindle でも販売を開始したのだとか!! オリジナルグッズも販売しているみたいだから、気になった方はHpをチェックしてみてくださいね。
【概要】
『ゆるびー。』
Kindleまとめページ:http://beer2life.blogspot.jp/2014/10/usuihon-vol-1-kindle.html
発行・編集:びーるのみたい。