紫の食べ物と聞いて思い浮かぶのは何でしょうか。ブルーベリー、茄子、紫芋などなど、自然界においてもなかなか限られてくる色ではありますが、それをクラフトビールで表現したのが、このアートな『Amethyst(アメジスト)』。
スプリングバレーブルワリー京都(以下、SVB京都)から2月28日(金)より数量限定で販売されます。
2月29日(土)・3月1日(日)に実施される予定だった「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020(※)」のサテライト会場の一つとしてSVB京都が設定されており、来場した方にビール造りもアートであることを表現するために開発されました。
※「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020」は、コロナウイルスの感染症拡大の防止のため、中止となりました。
きっかけはアートつながり
今回、Amethyst(アメジスト)の造り手、SVB京都ヘッドブルワーの辻さんにお話を伺いました。
「きっかけはアーティストフェア。サテライト会場として協賛し、アーティストの方と話している中で共感する部分も多く、ビール造りもアートだと感じてこのビールを造りました。いつもは香りや味を想像して開発を始めますが、今回は見た目からも楽しめるビールにしたいと思い、京都のテーマカラーでもある紫色で表現しました」
原料にはアジアで大人気のハーブティー『バタフライピー』
京都らしい紫の色合いを表現するためにバタフライピーを使用。軽やかな発泡感のスパークリングワインのような味わいに、ジュニパーベリー、コリアンダー、カルダモンのスパイスも入っており、飲んだ時の冷涼感とフルーティな香りを楽しむことができます。バタフライピーは染料や ハーブティーで使用されるマメ科の植物で、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが多く含まれていると言われており、アンチエイジングの効果もあるとされています。
ブルワー辻さん
キワモノになりすぎない綺麗な紫色を表現するのが一番難しかったです。光の角度で色合いが変わるようにフルートグラスを使用し、宝石のカットがそうみせるように、グラスの角度からも色の濃淡が楽しめるように演出しました。薄紫は上品で優雅、濃い紫は妖艶な美しさといったイメージで個性も引き出せるビールにしました
ギリシャ神話では「酒」にまつわる話として登場する石~Amethyst(アメジスト)~
紫は地位の高さを象徴する色であり、古くから高貴な色とされてきました。紫の染料が珍しく高価だった頃は富と王家の象徴で、聖徳太子が定めた冠位十二階では最高位の色でした。2月の誕生石でもあるアメジストはインスピレーションが湧き上がってくると石ともいわれています。その閃きが「最も瞑想に適した石」とされ、またギリシャ神話では「酒」にまつわる話としても登場しています。
グラスがジュエリーをまとう『飲む宝石』
フルートグラスからはキラキラとまるでグラスがジュエリーをまとうような存在感。泡無しで提供されるのでゆっくりと宝石を眺めるように楽しめます。
グラスの角度によっても色の濃淡が楽しめるので、かざしてみたり、上からのぞいてみたり、まさにアートを見ているかのよう!口に入れると爽やかな発泡感と優しくフルーティな香り。透き通った紫色が神秘的で精神性の高いマインドな気持ちに訴えかけてくるよう。心が落ち着く、ジュエリーでアートなビールです。
また、ビールにあう紫色のアートなフード『Insalata campo di fiori インサラータ カンポ ディ フィオーリ(お花のサラダ)』も登場予定(1日5食限定販売)。Amethystとの色のコントラスト、ペアリングもお楽しみに。
- 〇発売日:2020年2月28日(金)
- 〇アルコール度数:5%
- 〇酒税法上の区分:発泡酒
- 〇原材料:大麦麦芽、ホップ、糖類、着色料(チョウマメ花エキス)、ジュニパーベリー、コリアンダー、カルダモン
- 〇容量:フルートグラス(160ml)
- 〇価格:1杯680円(税込)
- 〇ブルワー:辻 峻太郎
- 〇取扱店舗:スプリングバレーブルワリー京都
- 〇URL:https://www.springvalleybrewery.jp/pub/kyoto/