こんにちは! なな瀬です。こだわりのビールが飲めるお店の女性店長にスポットを当てた『会えるニンカシ』シリーズ。第4回目に訪れたのは、“タコさん”の愛称で愛される店長 河辺 牧子さんがいる、六本木のビアバー ANT ‘N BEE(アントンビー)です。誰もが安心感を覚えるような、明るく頼りになる姉御肌な河辺さんにインタビューしてきました。

Ant'n Bee アントンビー 六本木

 

日本のビールを発信する場所

ここ、六本木のANT ‘N BEEは、なんと翌朝6時までビールが飲める飲兵衛の最強の味方ビアバーなんです。提供するビールはすべて国産のクラフトビール。ボトルは置かず、樽生だけで20種類を取り揃えています。河辺さんが国産にこだわるのは、一人旅の最中に出会った現地の粋なおじさん達の影響があったようです。「ヨーロッパに旅行に行った時に、各地の地元の酒場で一人で飲んでいると常連さんたちに声をかけられて“地元の自慢のビール”をごちそうになることがよくあったんです。“どうだ俺らのビール美味いだろ?”って、それがなんか羨ましかったんですよね。だから海外の人も多く訪れる六本木で、日本のビールはこれだぞ、て示したかったんです。」と河辺さん。

Ant'n Bee アントンビー 六本木

お店のオープン当初は、今ほど国産のクラフトビールに種類はなく、限られたものしか提供できなかったそうですが、東京の人は新しいものをすぐに受け入れてくれるので、豊富ではない種類の中でもクラフトビールに興味を持ってくれて一緒に楽しんでくれるお客さんが多かったんだとか。今となってはクラフトビールがあることで、お店に足を運んでくれる人も増えてきたそうです。

 

笑顔引き出す心地良さ

取材時は営業中のお店にお邪魔しましたが、二十代前半の女性から、静かに二人で楽しむカップルや、お仕事終わりで盛り上がる男性グループまで、幅広い方々が美味しそうにビールを飲んでいました。そして、あまりにもリラックスして居心地が良さそうな様子だったので常連さんなのかと思いきや、ほとんどの方がこの日が初めての利用でした。若い女性の方も、笑顔いっぱいで挨拶をして帰っていきました。

Ant'n Bee アントンビー 六本木

これは、ANT ‘N BEEの居心地の良さの証なのでしょう。美味しいビールに力も抜けて、みなさん開放されているようでしたよ。

 

現場主義の元祖ビール女子

そんな素敵なお店を創った河辺さんですが、ビアバーの女性店長をやっていることで経験したお話を聞くと、「ビールの界隈では、あまり女だから男だからと性別を気にしたことはないですかね。他の女性店長も同じような考えの人が多い気がします。飲食店同士の横の繋がりもあるけど、女性ってことを意識して何かを話したことはないかな?」と潔いよい回答で、色んな人から頼りにされちゃう河辺さんのカッコ良さがよくわかります。

Ant'n Bee アントンビー 六本木

「だからお客さんも性別関係なく、好きなものを好きなだけ楽しめばいいですよ!周りなんて関係ないんだから。」なんて、まだ見ぬ“隠れビール女子”にも心強いメッセージをくれました。そんな肝っ玉な河辺さんですが、お店のスタッフさんの中で将来独立を考えている方もいて、そのメンバーが日々成長をしていく様子を見ることに店長として喜びを感じているんだとか。河辺さん自身も社員から独立の道を歩んだ経験もあり、頑張る仲間の姿を見るのが楽しみなんだそう。

Ant'n Bee アントンビー 六本木

さらに、さすが河辺さん!というお話も聴けたのですが、実は河辺さんは現在妊婦さんなんです。そして、まだあまり前例を聞かないママになっても飲食業界で活躍できる道筋を創りたいと語ってくれました。「ギリギリまでお店には出る予定です。私が成功例を創ることで、将来のことで躊躇している女性の背中を押せたらいいですよね。飲食で働く女性が子供を持っても、活躍できるような仕組みを作っていきたいです。そのために、同じ境遇のみんなで協力しよう的な(笑)。」と、前例がないからこそやり遂げたいという、河辺さんらしい力強い夢を教えてくれました。これからANT ‘N BEEと河辺さんご自身がどのような展開を進めていくのか、ビール女子編集部としても大注目です!

もし六本木で終電を逃して行き場をなくした際は、河辺さんの夢とこだわりが詰まったANT ‘N BEEを訪ねてみてはいかがでしょうか?

 

Ant’n Bee(アントンビー)
〇営業時間:17:00~翌6:00
〇定休:完全無休
〇住所:東京都港区六本木5-1-5 B1F
〇TEL:050-5868-1587(予約専用)、03-3478-1250(問い合わせ専用)
◯公式Facebookページ:http://www.facebook.com/antnbee