“ 日本らしさ ” にこだわり、日本独特の素材「かつおぶし」を使用した、画期的なビール『SORRY UMAMI IPA』。アメリカを騒然とさせた輸出専用ビールの凱旋帰国(限定販売)が、もう間もなくです!
待ち遠しくて、限定販売スタートを指折り数えて待っている人も多いはず! そんな中、ひと足お先に試飲しちゃいました!
そもそも、なんでかつおぶし?
かつおぶしのビール!?!?! あまりにも斬新で、日本人でも思わず二度見しちゃうこのビール。どうしてそんなことになっちゃったのか、ヤッホーブルーイング 輸出・マーケティング担当の岡 秀憲さんこと “ おかぽん ” に話を伺いました。
おかぽん:このビールを作った目的は、世界で最もクラフトビールが成長している国アメリカで、「挑戦」したい!という熱い思いです!当社のアメリカ向け輸出は前年比約200%と成長しています(2016年現在)。しかし、アメリカでは、一般のスーパーでも、果てしない種類のクラフトビールが陳列棚に並び、その種類は多種多様。そして、どれもフレッシュで高品質です。さらに、ビールの価格も、当社のビールは、現地クラフトビールに比べると約2倍というのが現状です。参入の間口は広くても、そこで生き残るためには、普通の美味しさだけではダメだと思ったんです。
なるほど、そこで登場したのが「かつおぶし」なんですね。
おかぽん:コンセプトは「NEO JAPANからやってきた傾奇者(カブキモノ)」です。ターゲットは、好奇心旺盛なクラフトビールマニア。彼らは現存のビアスタイルには精通していて、もちろん地元のビールが大好きだけれど、何か違う、新しいものを探している。また、アニメや村上春樹といったような、これまでの、フジヤマゲイシャ的な日本ではなく、新しい日本の文化や食に興味を持っている人も増えています。そこで、 “ JAPANらしさ ” “ 革新的 ” をキーワードに、どんなビールを作るかを社内で散々話し合いました。そこで、案として上がったのが「旨味=UMAMI」。昆布やわかめ、カニ、などなど‥‥。様々検討し、最終的に「かつおぶし」で行こう、ということになりました!
いよいよ試飲!果たしてどんな味?
それでは! と、カチリとプルトップを引き上げます。
グラスに注いだビールは、ややオレンジっぽいゴールド色で、細やかな泡が立ち上がります。
ドキドキしながら、グラスに鼻を近づけると‥‥んんっ?! かつおの香りはしないかも。
むしろ、フルーティで、トロピカルな印象!
ちなみに使用するホップは8種類。ビタリングホップに3種、アロマホップに2種、ドライホップに3種。そのうち2種はまだ名前の付いていない新種のホップを使用。特にキーになっているのが、ドライホップに使用している、HBC291(8月にLoralと名前が決定)と、Cashmereだそう。
それでは、ゴクリ♪
‥‥ベルジャン酵母由来の柔らかくリッチなエステルに、副原料のオレンジピールの香りやトロピカル、そしてフローラルな香りが次々と軽やかに口から鼻へと舞い広がり、アルコール度数7%を感じさせない飲みやすさ。ゆっくり飲み干すと、ほんのりと喉の奥に残るのが‥‥あっ、かつおの旨味!
そう、思いの外、強いかつおの味わいがあるわけではなく、密かな残り香のように、じんわりと余韻を残します。
おかぽん:1バッチあたり国産のかつおぶしを3〜4㎏使用しています。仕込み時にえいやっと投入することで、かつおぶしが酵母の代謝に影響を与え、豊かなエステルを生成します。さらに、新種のホップを加えることで、複雑な香りのハーモニーを作り出しています。
どんな料理と合う?
今回、オススメとして提案いただいたのが、以下のラインナップ。
●山形のだし ●柿 ●ギンナン(茶碗蒸し) ●魚料理
そして、実際に試食してペアリングを試してみたのが、栗の甘煮、です!
しっかり甘く煮付けられているのではなく、自然な栗の甘味を生かした柔らかな栗の味わいとビールの相性は抜群で、栗の旨味とビールのフルーティーさが絡み合い、密かな和つながりをかつおが助けつつも、その存在は殆ど忘れてしまうほどです。
飲み頃の温度は6℃。でも温度が上がってきても、印象はさほど変わらず、何杯でも飲み進めてしまうビールです。
ええっ!日本での販売はなんと今回だけ?
元々、一切国内販売は行わない想定で開発したこのビール。しかし、アメリカ進出の件がテレビ東京の『ガイアの夜明け』に放映されたこともあり、日本でも飲めないのか?という問い合わせが殺到したのだそうです。
そこで今回、1度きりということで限定販売に踏み切りました。
おかぽん:アメリカのビアフェスティバルでも、美味しいと大好評を頂きました。おかげさまで、初回分はすでにアメリカでも完売。現在、第二弾を輸出中ですが、引取先が全て決まっているので、すでにsold outの予定です。ぜひ、みなさんもこの貴重な機会に、飲んだ感想をお寄せいただければ嬉しいです!
斬新なこのパッケージデザインは、偶然、プリントアウトが裏紙と重なって出力されたことがヒントになったそう。アメリカのみなさんにとても好評だそうです!(編集員:宮原佐研子)
▼商品詳細やアメリカでの反応などはこちらもご覧ください。
いよいよ日本で飲める!アメリカでセンセーションを起こした『SORRY UMAMI IPA』限定発売決定
◯発売日
2016年10月 1日(土)〜 公式通販サイト「よなよなの里」
2016年10月18日(火)〜 ローソン・ナチュラルローソン・ポプラの酒販店
2016年 9月20日(火)〜 公式ビアバル「YONA YONA BEER WORKS」各店
◯公式HP:http://yohobrewing.com