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お酒は二十歳になってから。

Bar ビールの魅力を丁寧に大切に。角打ちもできるボトルショップ「The Slop Shop」でビールの冒険を。

2020/03/03

新しいビールとの出会いは、ちょっとした冒険。ふとしたきっかけで出会うのも楽しみの一つ。ビールとの出会いをサポートしてくれるお店があったら、ちょっとのぞいてみたくなりませんか?


今回は、ビールとの新しい出会いが体験できる「The Slop Shop(ザ スロップショップ)」をご紹介します。


2019年3月に創業した「The Slop Shop」は、海外クラフトビールの輸入卸をはじめとする様々なビールにまつわる事業を展開する株式会社ハリーメイが運営するボトルショップです。「ビールのラインナップが面白い」「ここでしか買えないものが多い」と、近所に住むビール好きだけでなく、遠方からもビールファンが訪れるお店です。

ふらっと立ち寄り、角打ちを楽しめるボトルショップ

スロップショップ TheSlopShop
東急東横線都立大学駅改札口より徒歩9分の道のり。ちょっとしたお散歩気分で到着します。

スロップショップ TheSlopShop
店名「SLOP SHOP」の文字が書かれた入り口はインパクト大!これで見逃す心配はありませんね。


お店に入ると右手に3つの冷蔵庫があり、国内外のビールが整然と並べられています。気になったビールは購入して家に持って帰ってもいいですし、そのまま店内で楽しむこともできます。缶や瓶ビールを角打ちするときは抜栓料が必要で、容量で金額が変わり、499mlまでは1本につき200円、500ml以上は1本につき400円(税込み)です。

スロップショップ TheSlopShop
奥のカウンターでは缶や瓶ビールを買う以外に、樽生ビールやおつまみの注文ができます。

スロップショップ TheSlopShop
樽生ビールは国産クラフトビールを中心に5タップが提供され、サイズは12oz(355ml)。いろいろと試したい方におすすめの飲み比べセットもあり、3種類(4oz(118ml)×3、1,530円、税込み)と5種類(4oz(118ml)×5、2,040円、税込み)を選ぶことができます。


明るい店内の真ん中にはハイテーブルが置かれており、壁側のカウンター席にはイスと荷物掛けが用意されています。

スロップショップ TheSlopShop
冷蔵庫の隣にある棚には、ビールに付随する文化を紹介する商品が置かれています。オリジナルデザインのTシャツや、古本屋「FEVER BUG(フィーバーバグ)」セレクションのマニアックな古本も販売。ビールとは関係ないアーティストの作品の展示会も開催しているそう。「音楽やアートなど、さまざまな文化が好きな方がビールを飲むきっかけとなる場所になれば」とスタッフ・大曽根さん。

安くないからこそ、丁寧に大切に、そのビールが持つ魅力を伝える

Liquid Gems
店名である「The Slop Shop」の“Slop”には、オーストラリアのスラングで“ビール”という意味があるそうです。また、“Slop Shop”には“安物の服屋”という意味もあり、ダブルミーニングで「高品質なビールのみを取り扱うお店」とちょっと皮肉を込めて「The Slop Shop」にしたとのこと。

国内外のクラフトビールや輸入したビールは、決して安いものではありません。「The Slop Shop」では、ビールを「Liquid Gems」と呼び、液体の宝石のような商品を提供することをコンセプトに掲げています。手に取った人がその値段以上の満足感を得られ、楽しめるようなビールを厳選しています。


取り扱いの缶ビールや瓶ビールは海外のものを中心に、その数は約100種類以上あり、自社輸入のビールも。取り扱うブルワリー(醸造所)は、クラフトブルワリーと呼ばれるものだけでなく、ベルギービールのように伝統的なブルワリーのものもあります。ビアスタイルも同様に、クラシックなものから最新のものまで揃えています。


クラフトビールはヨーロッパの伝統的なビアスタイルを現代風に解釈したもの。新しい曲の元になった曲を紹介する街のレコード屋さんのように、最新のクラフトビールを紹介するとき、元になったビアスタイルのビールを併せて紹介することもあるそう。


1本ずつ書かれたビールの説明書きは、商品名、ブルワリー名、ビアスタイル、値段など基本的な情報だけではありません。インポーターから得られる情報から、さらに掘り下げて調べ、自分達の言葉で説明するようにしているそう。このように情報量が多く、わかりやすい説明があれば、初めてのビールでも安心して手に取れますね。

イチオシのビールを堪能

スロップショップ TheSlopShop
大曽根さんにおすすめのビールを2つ選んでもらいました。


1. 『Crushed Out、16oz(473ml)、ビール代1,610円、抜栓料200円(税込み)』


アメリカ合衆国ニューヨークのビール醸造所で、ウイスキー醸造所でもある「INTERBORO(インターボロ)」のDouble IPAです。

おすすめの理由は「シンプルにおいしいことに加え、今現在の東海岸のクラフトビールシーンが垣間見れる」から。もう一つの理由は「2000年頃にヒップホップのレーベルをやっていた人が立ち上げたブルワリーです。アートワークやネーミングがヒップホップを連想させるものが多く非常にニューヨークらしいブルワリーなので、そういった文化が好きな方には特におすすめです」という、ヒップホップ好きの大曽根さんらしい理由。

にごりのあるオレンジ色。グラスに鼻を近付けると、フレッシュなオレンジの香りがします。なめらかな口当たりで、ジューシーで少し甘い味わい。しっかりした苦みは後に引かずスッと消えます。アルコール度数8%と高めですが、それを感じさせないキレのよさ。


2. 『Ransack The Universe、 1,150円(税込み)』


カナダの醸造所「Collective Arts(コレクティブアーツ)」のWest Coast IPAです。

おすすめの理由は「バランス感の非常に良いジューシーなウェストコーストIPA。飲み疲れせず、何杯でも飲めるようなビールです。カナダのハミルトンにあり、アーティストやミュージシャンをサポートしている、おもしろいブルワリーで、定番品に限り、中のビールは同じで缶ラベルのデザイン違いが4種ほどあります。」とのこと。

透明で明るいオレンジ色。熟したパイナップル、オレンジのようなフルーティーな香りがします。飲んでみると、すっきりとしてクリアな味わい。苦みはありますが、苦すぎず飲みやすいです。余韻に甘さがあり、おかわりしたくなるおいしさ。


さらに、ミックスナッツやビーフジャーキーなどの軽食から、今回は『エッグピクルス(450円、税込み)』を頼みました。


カリフォルニアブリトー店「Cactus Burrito」のメニューで、珍しいゆで卵のピクルス。酸味があり、スパイスが効いていて、最後に感じるピリ辛がおもしろい味わい。

「Liquid Gems」を見つけに行きませんか


クラフトビールを中心に取り扱うボトルショップ「The Slop Shop」。日本のブルワリーにフォーカスしたTap Take Overや自主輸入のビールを紹介するイベントなど、毎月数回行っています。ボトルを買うだけでも、角打ちで楽しむでも、イベントに参加してみるでも、いろいろな目的で訪れることができそうです。

ビールの持つ魅力がちゃんと伝わるようにと取り組む、スタッフさんの想いが感じられるお店へ、ぜひ「Liquid Gems」を見つけに行ってみてください。


The Slop Shop(ザ スロップショップ)

〇住所:東京都目黒区中根2-5-10 エスカイア都立大 1F
〇TEL:03-6421-3116
〇営業時間
【月~金】15:00~22:00
【土・日】11:00~22:00
〇定休日:なし
〇座席数:15席
〇支払い形式:キャッシュオン、クレジットカード、各種電子マネー使用可
〇喫煙・禁煙:完全禁煙
〇お子様連れ:子供可、ベビーカー入店可

〇ペット同伴可
〇公式ホームページ:https://theslopshoptokyo.wordpress.com/
〇オンラインショップ:https://theslopshop.shop-pro.jp/
〇Facebook:https://www.facebook.com/theslopshoptokyo153


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数年前に突然ビールの奥深さに目覚めて以来、寝ても覚めてもビールのことばかり考えています。全国の大手ビール工場や醸造所に通い、ビール関連の本を読み漁り、さまざまな勉強会やイベントに参加。日本地ビール協会公認「シニア・ビアジャッジ」として、IBC(インターナショナル・ビアカップ)の審査員を経験(2018年、2019年、2020年)。日本ビール検定2級。日本ビアジャーナリストアカデミー10期生。紙面協力:ライフスタイル情報『CHANTO』。

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