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Bar 【東京・神楽坂】台湾で人気のブルワリー直営タップルームで本場の台湾料理とクラフトビールを楽しんできた

2022/02/11

東京都新宿の神楽坂に、異国の情緒溢れる台湾クラフトビールと本場の台湾料理を楽しめるタップルームがあります。

それは、一見料亭のようにも見える『Taihu Tokyo』。台湾クラフトビール『臺虎精釀(TAIHU BREWING)』の直営タップルーム。


「臺虎精釀」の読み方は、「タイフ・ジンニャン」。日本ではTAIHU BREWINGと呼ばれており、台湾で最も人気のあるクラフトビールメーカーの1つです。台湾にタップルーム含め5店舗あり、2020年には日本で直営タップルーム「Taihu Tokyo」をオープン。


コロナ禍で一時閉店したものの、2021年に復活し、現在は樽生のクラフトビールとボトルや缶、そして本場の台湾料理を提供しています。

店内からビール・食事まで、至るところで台湾を感じられる「Taihu Tokyo」の魅力を、たっぷりご紹介します!


「臺虎精釀」ってどんなブルワリー?


虎のマークがキャッチーな「臺虎精釀」。「臺虎」はタイフー、「精釀」は醸造やクラフトという意味です。2013年に5人の共同設立者によって作られたのが始まりで、2016年に醸造開始しました。


台湾フードとして観光客に人気であり定番なのは、小籠包や火鍋。しかし、それだけではありません。実は「フルーツ王国」と別名もあるほど、フルーツが豊富な台湾。現地の人々は日常生活でも沢山のフルーツを食べます。


「臺虎精釀」の造るビールで一番の特徴は、まさに”フルーツ”。日本のブルワリーが造るビールでは中々見たことの無いような、様々な南国フルーツを大量に使用して醸造しています。


ビールのスタイルにすると、IPAやヴァイツェンなどの他に、ケルッシュ、ゴーゼ、インペリアルIPA、インペリアルスタウトなどが得意。さらに、金柑、陳皮、桃、ハイビスカスなど、台湾ならではの材料からクラフトビールが作られています。

タップルームのこだわり


2020年にオープンした、日本初の直営タップルーム「Taihu Tokyo」は、日本と台湾の良き文化を融合したような店構え。

1階はビアバー、2階は台湾熱炒(台湾居酒屋)として展開しており、それぞれ違った楽しみ方をすることができます。
常時8〜12タップほど用意しており、訪問した日は「臺虎精釀」のハウスタップが6種、日本のブルワリーのゲストタップが2種繋がっていました。


手前はカウンターとテーブル席になっていて、奥にもゆったりとしたソファ席があるので、サクッと飲みたい人、ゆっくり飲みたい人と、幅広い目的で楽しめそうです。

ビールに氷!?「臺虎精釀」流のクラフトビールの飲み方


ビールを注ぐ様子を見ていると…いきなりグラスに氷を入れる店員さん。馴染みのない光景に驚きを隠せないまま、じっと見ていたところ、まるでカクテルを作るようにマドラーで氷をグラスに馴染ませ、丁寧に水を捨てると、氷を残したままビールを注ぎ始めました。


実は、これは臺虎精釀のクラフトビールの楽しみ方の1つ。高アルコールなものや、臺虎精釀がカクテルからインスピレーションを受け醸造した“カクテルビール”がコンセプトの『9.99シリーズ』などは、氷を入れる飲み方をおすすめしているのだそう。さらに「9.99シリーズ」では、ビールをベースとしてジュースを混ぜて楽しむこともできて、自分だけのオリジナルカクテルも作ることができます。

もちろん氷を入れない飲み方もあります。実際にビールをいただいたので、氷あり・なしどちらもご紹介します!

シバラ グァバ ベルリナーヴァイセ

初めに頂いたのは、「シバラ グァバ ベルリナーヴァイセ」。氷なしでいただきました。「臺虎精釀」の季節限定ビールで、一杯目に飲まれる方が多いのだそう。

ちなみに「ベルリナーヴァイセ」とはヴァイツェン(白ビール)と同じく小麦を使ったビールの一種で、エール酵母の他に乳酸菌を使って発酵させているため、酸味があることが特徴的で、シロップを加えて飲まれているビールです。

ひとくち飲むと、酸味がガツンと舌に!さらにフルーティーなグァバの香りが口や鼻いっぱいに広がり、華やかな気持ちになります。アルコール度数は6.0%で、喉を潤すにはぴったりのビールです。


ロングアイランドアイスビール

次に頂いたのは、氷を入れた「ロングアイランドアイスビール」。どこかで聞いたことある名前だな…と思われた方もいるのでは?これは、別名「レディキラーカクテル」とも呼ばれている度数25%以上の悪魔的カクテル「ロングアイランドアイスティー」のビール版なのだそう!


度数は9.99%とハイアルコール系。広く知られている「ロングアイランドアイスティー」に着想を得たもので、レモンフレーバーの爽やかな味わいが特徴です。

金柑レモンサワービール

最後に頂いたのは『金柑レモンサワービール』。「臺虎精釀」自慢の看板商品で、アルコール度数はなんと12%!一つの缶にレモンの酸味と香り、金柑の甘さとほのかな苦味を閉じ込めたもの。こちらも氷を入れたスタイルでゆっくりと味わうのがおすすめ。

飲んでみると、生の果汁を絞ったレモンサワーをビールで割ったかのような印象。金柑の独特の甘さがアジアの香りを極限まで高めています。アルコール度数12%ながらも全く疲れさせない飲み口で、氷を溶かすうちに、まろやかな口当たりに変化していきます。

台湾の料理人が振る舞う絶品台湾料理


ビールをたっぷり堪能したところで、お次は二階へ。台湾本場の居酒屋をイメージして作った「台湾熱炒(台湾居酒屋)」があります。


注文方法は本場さながら、注文したいものをオーダー表に直接マジックペンで書き込み、店員に手渡すというシステムです。

そして、今回注文したのはこちら。

(画像左上から時計回りに)
・豆苗のニンニク炒めの『蒜蓉炒豆苗』
・豆とスパイスのおつまみの『五香花豆』
・台湾式チキンフリットの『鹽酥雞』
・アサリとバジルのピリ辛炒めの『炒蛤仔』

どれを食べても本場の味そのもの!香料たっぷりでピリ辛な味付けはクラフトビールとも相性抜群。料理人の方曰く、「どの料理も、どんなクラフトビールでも合うように作っている。フルーツたっぷりで少し甘めなクラフトビールには塩気が効いた台湾の家庭料理が一番!」とのこと。確かに、どれを食べても飲んでも違和感がありません。


最後の〆には台湾名物ルーロー飯の『滷肉飯』のミニサイズを頂きました。一つ一つのお料理がボリューミーなので、何人かで行ってシェアするのもおすすめです。

「Taihu Tokyo」で旅行気分を味わってみて


こだわりの内装に、本場と同じ飲み方や食べ方にこだわった「Taihu Tokyo」。残念ながら現在は新型コロナウィルスの影響で実際に台湾に行くことは難しい現在ですが、そんな状況もあってか、お店には台湾の人も多く訪れるのだとか。


「Taihu Tokyo」では、きっと旅に出たのと同じように新しい発見や驚きに満ち溢れているはず。ぜひ日本で“台湾”を感じるひとときを過ごしに行ってみてくださいね。

 Taihu Tokyo

〇住所:東京都新宿区神楽坂4−4 河庄ビル 1F
〇交通:
JR総武線【飯田橋駅】西口 徒歩8分
東京メトロ有楽町線・南北線【飯田橋駅】B3 徒歩5分
東京メトロ東西線【神楽坂駅】1a 徒歩8分
都営大江戸線【牛込神楽坂駅】A3 徒歩5分
〇TEL:03-6265-3078
〇営業時間:
[平日] 17:00〜23:00(L.O.22:00)
[土・日・祝日] 15:00〜23:00 (LO 22:00)
※最新の情報はSNSをご覧ください。
〇Instagram:https://www.instagram.com/taihutokyo/

【おすすめ情報】
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ライターの紹介

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爪菱リオ ライター

ビールと映画をこよなく愛する陽気な関西人。真夏の野外フェスでキンキンに冷えたビールを飲んでからすっかり虜になりました。お気に入りの本を読みながら美味しいビールを飲むのが日々の至高の時間。国産クラフトビールを中心にサワーとフルーツビールが好き。

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