Bar 【3年限定】Mikkeller直営店が神田にオープン。駅から徒歩1分の路地裏で極上のバーガーとクラフトビールを！

ビールの専門店が数多く集う東京の神田地区に、ビールファンから注目を集めるお店が開店しました。そのお店は「Mikkeller KANDA（ミッケラーカンダ）」。


2020年6月15日（月）に日本国内2店舗目の直営店としてグランドオープン。神田駅近くの木造一戸建てを“ハンバーガーショップ兼ビールバー”に改装したそう。どんなお店になっているのかレポートします！

神田駅近くの路地裏で極上のバーガーとクラフトビールを

Mikkeller KANDA（ミッケラーカンダ）は、2017年4月にオープンした渋谷にあるMikkeller TOKYO（ミッケラートーキョー）に続く2店舗目の直営店。JR神田駅北口から徒歩1分、小さな居酒屋や飲み屋が並ぶ路地裏の奥まった場所にあります。こんな所に本当にあるの？と思う頃に、ハンバーガーのイラストが描かれた輝く看板が見えてきます。3階建ての建物は周りの建物と同じようにレトロな感じがします。1階がバーガーショップ、2階と3階がビアバーになっています。

クラフトビールに合うように開発されたチーズバーガーにかぶりつこう

1階は11時30分オープンのバーガーショップ。テーブルやカウンターなどの着席7席、スタンディング5席です。ここでは、ハンバーガーをはじめとしたフードを注文することができます。


メニューは、チーズバーガー（シングル、牛肉1.5倍のトリプル）、コロッケベジバーガー、北海道産無農薬じゃがいもで作るフライドポテトとキャベツサラダなど。ハンバーガーには、セットとしてサラダとフライドポテトを付けることも可能で、しっかりとお腹を満たしてくれそう。


チーズバーガーは牛肉100％のパティを使用し、Smash Burgar（スマッシュバーガー）というアメリカのバーガースタイル。パティを厚み1cm以下まで押し潰しながら（スマッシュ）、30秒程で焼き上げます。高温で一気に焼き上げることにより、外はカリカリ、肉の旨味がパティーの中にしっかり残り、クラフトビールがすすむ味わいに。

チーズバーガーはぜひ豪快にかぶりついてください。口の中に広がる香ばしさ、牛肉の旨味が鼻に抜け、すぐにもう一口かぶりつきたくなります。肉肉しい味わいに加わるチーズのコク、大きめにカットされたピクルスがアクセントになり、ビールが止まりません。悩ましいのは、どんなビールでも合いそうなこと。ガツンと苦みが強いIPA、ホップの香りと一緒に楽しめるHazy IPA、酸味があるサワーエールでさっぱりとするのもよさそう。次に来た時には、どのビールと合わせようかと悩んでしまいました。


ビアバーが開いてなくても、樽生1種類、缶ビール、ソフトドリンク、ミルクシェイクなどを購入することができます。お昼からでも、チーズバーガーとクラフトビールが楽しめるのはいいですよね。

※ビールの種類や価格は変わります。詳しくは店頭でご確認ください。

16時から楽しめるとっておきのクラフトビールタイム

2階と3階のビアバーは16時オープンです。


2階への入り口はバーガーショップの入り口とは別にあります。写真右の階段から2階へどうぞ。日本ならではの古い建物らしく、階段が急なので上り下りには気を付けてくださいね。

少し幅が狭い階段を登り2階に入ると、それまで感じていたレトロな雰囲気がモダンな感じに一変します。シンプルな内装は素朴な感じで、手作りの秘密基地に入ったような気に。


2階のカウンターでドリンクを注文してください。カウンターとソファーで9席、スタンディング用のテーブル利用の16席です。ドリンクと一緒に1階のフードを楽しむことも可能。


樽生ビールの提供は12種類。ラインナップはMikkellerのビールが8～10種類、それ以外はゲストビールです。その他に、なかなか飲むことができないレアなボトルビール、リキュールやハイボールなどのドリンクメニューも用意されています。


今回、飲んだのはMikkellerの『SPONTAN HEXADRUPLE』。アルコール度数が13％もあるランビックスタイルのビールです。きれいなルビー色で、すっぱい香りの奥にベリー系の甘い香りがします。飲んでみると最初はすっぱく感じますが、その酸味に慣れてくると、その奥にあるフルーツのフレッシュな風味が口中に広がります。炭酸や苦みはほとんど感じず、健康ドリンクのように飲みたくなるビール。

気になるのはTOKYO店との違いです。尋ねてみると、TOKYO店と提供ビールのラインナップが被ることもあるそう。20タップあるTOKYO店ではなかなか計画することができない“タップテイクオーバー”を、KANDA店は12タップという利点を活かし計画しているそうです。さまざまなブルワリーとコラボすることでも知られるMikkeller。タップテイクオーバーでどんなブルワリーを選ぶのか、とても気になります。



3階はまだ木の匂いがしました。壁や天井を見ると、完成しているような、まだ変化していきそうな雰囲気も。テーブル席、カウンター席の16席があり、スタンディング利用は5席です。1階のフードと合わせて利用することができます。


この真っ黒に焦げた柱は、3階で火災があった名残なんだそうです。TOKYO店の建築デザインを手掛けたYUSUKE SEKI STUDIOが、木造一戸建の本来の形や火事があった歴史を活かし改装しました。店内にはこの柱以外にも当時の建物の良さを活かした部分が多くあり、新しさを感じながらも落ち着く空間になっています。

3年間限定のお店で思う存分楽しんで

実はこちらの建物は3年後に取り壊されてしまうそうです。

MIKKELLER JAPAN代表のハミルトンさんは「理想なロケーションですが、3年後に取り壊される予定であるため滞在期間は短いです。そんな儚い場所に魅力と可能性を感じ、短い期間だからこそ出来る事を生み出して、上手に活かしたいと強く思うようになりました。」とコメント。


バーガーとクラフトビールのお店としてグランドオープンしたMikkeller KANDA。日本の古い建物の良さを活かし、Mikkellerらしい遊び心が詰まったお店です。

クラフトビールに合うように開発された自慢のチーズバーガーととっておきのクラフトビール。どの階で楽しむかはあなたの自由です。Mikkellerらしさを神田でも体験してみませんか。