あっという間の1年間。1年を振り返り、「今年もよくビールを飲んだなぁ」と感慨深くなる方も多いかもしれません。忘年会でビアバーに行く人もいるでしょうか。
12月も、イラストレーター・natsuruによる、ビールとの日常を描いたビールカレンダーをお届けします。
連載「いつもの日常に、わたしとビールと。」
おうちでゆったりとくつろいでいるとき、はたまた外へでかけたとき。いつでも、どんなときでも寄り添ってくれるビールたち。そんなビールと過ごすなにげない日常を、イラストレーターnatsuruが描きます。
(これまでの「いつもの日常に、わたしとビールと。」はこちら)
おうちでゆったりとくつろいでいるとき、はたまた外へでかけたとき。いつでも、どんなときでも寄り添ってくれるビールたち。そんなビールと過ごすなにげない日常を、イラストレーターnatsuruが描きます。
(これまでの「いつもの日常に、わたしとビールと。」はこちら)
月はじめの気持ちの切り替えとともに、スマートフォンの画面をビールで染めてみませんか。
がんばった1年に祝福を
キラキラと光るイルミネーションを横目に、寒い寒いとマフラーに顔をうずめながら忘年会会場へと急ぐ。今日の忘年会の会場は都内のビアバー。上司や同僚と労をねぎらいながらビールや料理をたのしんでいると、突然上司のひとりが「今年1年本当にありがとう!」と、一人ひとりに赤いガーベラを一輪ずつ手渡してくれた。突然の贈り物に驚きながらも、ホクホクとした気持ちになりながら帰り際に、お店で販売されていたDieu du Ciel!の『Rosée d’Hibiscus』を購入していた。家に帰り、新しくしたばかりの花瓶の花束の中に赤いガーベラを仲間入りさせながら、ビールをあける。グラスに注ぐと今日もらったガーベラのようにきれいな赤い液色だった。ふと赤いガーベラの花言葉を調べてみると、「チャレンジ」「常に前進」という意味もあるみたいだった。上司がその意味を知ってか知らずかはわからないけれど、今年1年、そして今日の1日を盛大に祝福してくれているようだった。
Illustration:natsuru(@NaTsuRuuuu)
Text:山吹彩野
\待ち受けにしてみて/