日本ビアジャーナリスト協会が主催する『第3回 世界に伝えたい日本のクラフトビール』に行ってきました。今回は『ピルスナー編』ということで、普段から慣れ親しんでいるビアスタイルなだけに気になる内容です!
web投票で選ばれた8ブルワリーの方々から意気込みや紹介がありました。
すでに27銘柄の候補からweb投票で選ばれた下記8ブルワリーが来場。そのブルワリーのピルスナーを試飲して会場内で投票し『世界に伝えたいピルスナー』を決定します。
以下web投票で選ばれ会場入りした8ブルワリー8銘柄です。
(※箕面ビールは都合により今回欠席。)
◯ハーヴェスト・ムーン(千葉県) ピルスナー
◯COEDO BREWERY(埼玉県) 瑠璃-Ruri-
◯多摩の恵(東京) ピルスナー
◯横浜ベイブルーイング(神奈川県) ベイピルスナー
◯富士桜高原麦酒(山梨県) ピルス
◯箕面ビール(大阪府) ピルスナー
◯宮崎ひでじビール(宮崎県) 太陽のラガー
さっそく全銘柄を試飲。これだけ一同にピルスナーを飲める機会はありそうでないので、夢中になり時間を忘れてしまいます。モルトの甘みや、雑味のないすっきりした味わいや、ほんのりみかんのような柑橘の香りを感じるピルスナーがあったり、それぞれのブルワリーの特徴を感じました。
8種類の各ブルワリーのピルスナーを試飲! 各ブルワリーの個性が出ています。
試飲タイムの内に投票を入れるのですが、1人3票まで。「ここのピルスナーを世界に伝えたい!」と思うブルワリーのボックスに投票します。1ブルワリーに3票全部投票しても、1枚ずつ各3ブルワリーに投票してもいいというルールです。私も試飲したり投票しながらブルワーさんにもお話を伺ってきました。
富士桜高原麦酒は溶岩でろ過される雪解け水を使っているそうです。水源を持っているとの事で驚きです! ピルスは3種類のホップを4回にわけて投入。麦芽の香りを感じつつもすっきりとした味わいでした。
宮崎ひでじビールでは、自家培養酵母を用いて醸造しているそうです。
太陽のラガーはバランスが素晴らしく、ほんのり甘みも感じました。
日本で行きにくいブルワリー1、2本の指に入るそうですが、美味しいビールを飲むには多少の苦労は覚悟の上。いつか行ってみたいと思ってしまいませんか?
その後もBeer BeautifulをコンセプトにしたCOEDO BREWERYの瑠璃の、ほんのりと香る柑橘感とバランスが好きで2度おかわりを頂いたり、多摩の恵のピルスナーは地下150Mから組み上げる天然水を使用しているというお話を伺ったりしながら、あっという間に試飲&投票タイムは過ぎていきました。
いよいよ『世界に伝えたい日本のクラフトビール ピルスナー』の発表です。
優勝は『ハーヴェスト・ムーン ピルスナー』!
表彰式。(左)優勝したハーヴェスト・ムーンのブルワー園田氏方々(右)日本ビアジャーナリスト協会代表藤原ヒロユキ氏
2位は宮崎ひでじビールの太陽のラガーでした。
2位の宮崎ひでじビール。(右)宮崎ひでじビール代表永野氏
※3位の箕面ビールからは今回残念ながら来場されなかったため写真がありません。
3位は箕面ビールのピルスナー。優しいモルトの甘みが広がり毎日でも飲みたくなる味わいで、無ろ過・非加熱処理で造られているビールです。
ハーヴェスト・ムーンブルワーの園田さんから優勝したピルスナーに関するコメントをいただきました。
(右)コメントをいただいたハーヴェストムーンブルワー園田氏
「いつもとはちょっと違う味わいを楽しんでもらいたいと思っています。
ハーヴェスト・ムーンで醸造しているビールの50%以上はピルスナーで女性にも人気。苦みをつけてバランスがとれているけれども、”いつも飲んでいる日常のビール”にも近く気負っていないビールを心がけています。」とブルワーの園田さん。だから毎日でも飲みたくなるような印象のビールなんですね。
「ピルスナーは繊細なビールで雑味がわかりやすいビアスタイル。その中で優勝したのはすごくうれしい!! 」ともおっしゃっていました! おめでとうございます♪
ハーヴェスト・ムーンはイクスピアリ4Fのシェフス・ロウの地ビール工房で醸造しています。同4F「ロティズ・ハウス」では今回優勝したピルスナーを含むハーヴェストムーン定番5種類を味わえます。気になる方は、ぜひ。ディズニーランドと一緒に訪れてもさらに楽しめそうですね。
さて、世界に伝えたい日本のクラフトビール、昨年は『副原料』、今年は『ピルスナー』をテーマに開催されました。来年はどんなテーマで展開されるか見逃せないですね。