Column 世界に通じる日本のクラフトビールがアメリカに!常陸野ネスト@サンフランシスコ潜入レポート

2018/04/13

Hello!サンフランシスコ在住のビール女子、YukiGです!

日本ではお馴染み、かわいいフクロウマークがモチーフの常陸野ネストビール。実はアメリカのビール愛好者からも絶大な支持を誇っているんです!そして、サンフランシスコにも常陸野ネストのタップルームがあるってご存知でしたか?

今回はサンフランシスコの常陸野ネストタップルームにお邪魔してきました!



タップルーム、アメリカ1号店に潜入

サンフランシスコに常陸野ネスト直営タップルームがオープンしたのは1年前の2017年春。その名も「Hitachino Beer & Wagyu(常陸野・ビア・アンド・和牛)」。アメリカで大人気の常陸野ネストビールと和牛の最強コンビをコンセプトにした、常陸野ネストのタップルーム、アメリカ第1号店なんです!

お店の場所は、ダウンタウン・サンフランシスコのど真ん中で、観光地として有名なユニオンスクエアからも徒歩数分です。お馴染みフクロウの看板が目印ですよ。


こちらのお店で楽しめるビールは、勿論、茨城県の木内酒造で製造された常陸野ネストビール。そして料理は、ご自身も茨城県出身で、世界的に活躍されている杉江礼行シェフが担当しています!

そこで、タップルームについて、杉江シェフに話を聞いてきました。


ー  ダウンタウン・サンフランシスコのど真ん中という素晴らしい立地なのですが、そもそもサンフランシスコにオープンされたきっかけは何ですか?

杉江シェフ:アメリカクラフトビールの発祥の地ということもあり、サンフランシスコにオープンしました。サンフランシスコに住んでいるお客様が主ですが、観光スポットに近いこともあり、観光客の方も多いですね。


ー  日本ではなかなか見ないような和モダンな内装が素敵ですね。何かコンセプトなどあるのでしょうか?

杉江シェフ:サンフランシスコ的なレンガ造りのビルに、蔵をイメージした和風な内装で、常陸野ネストビールらしいユニークな和を演出しています。家具も日本から持ってきたもので、お客様にご好評いただいています。



ー  あちらのバーエリアに見えるのは、常陸野ネストビールのタップですか?

杉江シェフ:そうですね。茨城から直送の常陸野ネストビールをドラフトで10種類提供しています。日本の職人が醸造したメイドインジャパンのビールを、フレッシュな状態でお楽しみいただけます。常陸野ネストのビールを目的にいらっしゃるお客様も多いですよ。



日本の食材をふんだんに使用した「B&B」の料理

ー  キッチンから美味しそうな香りがしていますね!メニューについても教えていただけますか?

杉江シェフ:料理には、サンフランシスコローカルの旬の食材の他にも、茨城県から直輸入している常陸和牛など日本の食材を使っています。B&B(ビア・アンド・ビーフ)をテーマに、和牛ステーキのコースメニューの他にも、和牛の寿司や餃子、つまみなど、ビールと相性の良いメニューになっています。一番人気のメニューは、ビールで煮込んで作ったBBQバックリブですね。


左上: 常陸牛ステーキ  右上: 常陸牛寿司  下: 串焼き盛り合わせ



ー  ビールと料理のペアリングをする際のポイントなどありますか?

杉江シェフ:スモーキーなビールにはスモーキーな料理というように、ビールと料理に似た要素があると合いやすいですね。常陸野ネストのビールは苦味が少なく、香りや甘み、酸味があるビールなので、料理とのペアリングがしやすいです。特に「塩梅エール」は酸味に加えて塩気があるのでどんな料理にもよく合います。


サンフランシスコ・ビア・ウィーク中に提供されていたスペシャルビール。
左から、2011年、2017年、2009年、2016年(ドラフト)の熟成された賀正エール
 このように製造年の違う同じビールを飲み比べることを「vertical tasting(バーティカル・テイスティング)」といいます。


世界に通じる日本のクラフトビールをアメリカへ!

ー  アメリカでのクラフトビールの文化や楽しみ方など日本と違う点はありますか?

杉江シェフ:アメリカでも、特にサンフランシスコはクラフトビール文化が一般に浸透していますよね。スーパーなどでも様々なクラフトビールがずらりと並んでいますし、タップルームやビールバーも多くあります。自分にあったコーヒーを求めてカフェを探すような感じで、気軽に色々なビールを飲み比べている方が多いです。ビールを飲まない方でも、ブルワリーのロゴは知っていたり。このタップルームを通して、多くの方に、日本にもワールドクラスのクラフトビールがあるということを知っていただきたいですね。


ー  最後に、ビール女子の皆さんに一言お願いします。

杉江シェフ:アメリカでも、ビール業界には女性が少ないのが現状です。ビールが好きな女性の皆さんとお会いできる機会があると良いですね。

「Hitachino Beer & Wagyu」は人と人との繋がりを作るような、カジュアルなビールバーです。サンフランシスコにいらっしゃる際はぜひお立ち寄りください。



アメリカのグルメ系メディアでも頻繁に取り上げられている「Hitachino Beer & Wagyu」。ユニオンスクエアやマーケットストリート、ケーブルカー発着所から徒歩数分でアクセスも抜群です。サンフランシスコにいらっしゃった際には是非いかがでしょう?

ちなみに、デザートメニューの常陸野ネストビールを使ったアイスクリームはここでしか味わえないそうですよ!



Hitachino Beer & Wagyu

〇住所:639 Post St, Lower Nob Hill San Francisco, CA 94109

〇アクセス:ユニオンスクエアから徒歩5分
〇TEL:+1 (415) 624-3580
〇営業時間:火〜土 16:30〜24:00
〇定休日:日、月
〇Webサイト:http://hitachino.cc/hitachino-sf/
〇予約:https://resy.com/cities/8/hitachino-beer-and-wagyu

「Hitachino Beer & Wagyu」では、プライベートイベントも受け付けています。詳しくはタップルームへお問い合わせください。
〇E-mail:info@hitachinosf.com


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YukiG コラムニスト

アメリカ在住のビール女子。ビール好きなアメリカ人の相方と共に、美味しく面白いビールを探求する毎日。「仕事から帰ったらまずは一杯!」がハウスルール。 アメリカのビール情報を英語と日本語で紹介するブログも運営。

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