米国にて、クラフトビール専門のクラウドファンディングサイト「CrowdBrewed」が登場。
より個性的なクラフトビールの誕生に期待です。
「クラフトファンディング」ってなに?
「クラフトファンディング」とは、ウェブサイト使った小口の資金調達ができるしくみです。
資金調達と聞くと、お金を持っている投資家や金融機関などから事業を始めるためのまとまった資金を集めるイメージですが、「クラウドファンディング」は一般の個人から小口の支援をたくさん集めることで、結果として多くの資金を集めるというウェブ上の資金集めサービスです。
なお、資金を募る際には目標の日数と金額が定められていて、最終的に集まった金額が目標の金額を満たすと達成となります。
逆に、集まった金額が目標の金額に満たない場合はそのプロジェクトは未達成ということで、支払う予定だった資金は小口投資を申しいれた人たちに戻ってきます。
そういう意味では小口投資をして立ち上がるプロジェクトを応援したいと思っている人たちにとってもリスクなく、応援したいプロジェクトに投資ができるというわけです。
資金を募るプロジェクトの内容が魅力的であったり、
それによって新しく立ち上がるサービスや商品が魅力的であればあるほど、資金が集まりやすい傾向があります。
日本だと、「READYFOR?(レディーフォー)」や「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」等が有名ですね。
たとえば、「こんなコンセプトのビールをつくりたい、こんな魅力的なビールの醸造所を作りたい!」と思っても、設備投資や、出荷の条件を満たすだけの初期投資には莫大なコストがかかりますよね。
そんなときに、クラウドファンディングのサイトで
作りたいもの、立ち上げたいことを掲載しウェブを使って小口での資金を募ることで、
立ち上げる前に多くのファンや関心を持ってくれる人を集めることが可能になります。
今後の成長に期待
CrowdBrewedでは、具体的には20ドル(約2000円)から支援が出来ます。
その場合は、投資のお返しとしてブルワリーのグラスとステッカーがもらえるようです。
この内容は掲載しているプロジェクトによっても異なります。
すでに一件、目標資金の調達が達成しているものがありますが、
ブルワリー設立の資金募集で98120ドル(約980万円)が集まっているようです。
まだサイトとしての掲載数は少ないですが、
クラフトビールファンとしてはその土地土地の魅力を持った個性豊かなビールや
こだわりのあるビールが登場してくることに期待できます。
英語のサイトではありますが、たまにウェブサイトをのぞいてみると、
新しいクラフトビール誕生の瞬間に立ち会えるかもしれません。
◯CrowdBrewed
ウェブサイト:http://crowdbrewed.com/