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Event 【開催レポート】全国のブルワリー52社、ビアパブ33店が登場!国産クラフトビールの魅力を紹介するオンラインフェス

2021/04/03

sponsored by クラフトビール・オンラインフェス
1月23日(土)、1月30日(土)、2月6日(土)、2月13日(土)の全4回にわたって開催された「クラフトビール・オンラインフェス」。今回、YouTubeのアーカイブ動画の配信が決定しました!


全4回に渡るイベントでは、全国各地のクラフトビールメーカー52社、ビアパブ33店舗に登場いただきました。ブルワリーからは送料無料でビールが購入でき、ビアパブではフェス専用のグラウラーに入れてビールをテイクアウトできるという試みも実施。

そして、フェスの参加者はなんと各回600名以上!毎回チャットも盛り上がり、大盛況となりました。

全4回!ビール片手に楽しめるアーカイブ動画を配信

各回で紹介地区が分かれていて、全国津々浦々のブルワリーやビアパブの方々がオンライン上に登場しました!それぞれのブルワリーやビアパブの特徴を紹介いただいたり、参加者の質問にも答えていただきました。

それだけでも豪華過ぎる内容ですが、各回テーマを設け、ゲストによるビールについてのスペシャルトークも!今回はその内容を少しだけご紹介。詳しく知りたいという方はぜひ、ビール片手にアーカイブ動画をご覧ください!


第1回「クラフトビールの【キホンのキ】を知りたい!」1月23日(土)

クラフトビール・オンラインフェス1回目。「クラフトビールの【キホンのキ】を知りたい!」というテーマで、富士桜高原麦酒の宮下天通さんにお話を伺いました。


まずは、「クラフトビールってそもそもどういうもの?」という質問を。すると、「じつは一言でいうのは難しい」という宮下さん。

よく言われるのが「小規模」「伝統的」「希少性」「多様性」など。つまり、さまざまな要素が絡み合うクラフトビールに、定義はないのではと宮下さんは言います。そのなかであえていうなら「クラフトビールとは醸造所の個性が出ているビールじゃないか」とのこと。

宮下さん自身、「造り手が造りたいビール」はもちろん、「飲み手がどんなビールを求めているのか」「どんなビールを伝えたいのか」など、飲み手の笑顔を思い描きながら造っているそうで、醸造所の個性が出ているもののことをクラフトビールというのではとお話してくださいました。

さらに、最近流行りのビアスタイルやクラフトビールに合うグラスの選び方、またビールの注ぎ方なども伝授いただき、盛りだくさんの内容でした!

■編集部コメント
日本独自の進化を遂げているクラフトビールですが、今の日本のクラフトビールは昔と比べバランスのよい味わいになっているのだとか。その理由は、造りに繊細ということ。日本人ならではの心遣いがクラフトビールにも反映されているのかもというお話も、とても興味深かったです!
参加ブルワリー一覧
那須高原ビール/ハーヴェスト・ムーン/さがみビール/湘南ビール/スワンレイク ビール/奥能登ビール日本海倶楽部/富士桜高原麦酒/OH!LA!HO BEER/南信州ビール/反射炉ビヤ/HAMAMATSU BEER/Y. MARKET BREWING

参加ビアパブ一覧
BEER NOVA URAWA/Beer O'clock/麦酒倶楽部ポパイ/BEER CELLAR TOKYO/ビアバルFesta下北沢/TAP&CROWLER/ふたこビール醸造所/うしとらSTAND/反射炉ビヤレストラン「ほむら」

第1回目アーカイブ動画はこちら!

第2回「日本のクラフトビールのものがたりを知りたい!」1月30日(土)

クラフトビール・オンラインフェス2回目は「日本のクラフトビールのものがたりを知りたい!」というテーマで、宮下酒造株式会社(独歩・倉敷麦酒)社長の宮下附一竜(ぶいちろう)さんと、久米桜麦酒株式会社(大山Gビール)代表取締役の田村源太郎さんにお話を伺いました。

まずは、日本で「地ビール」が生まれた経緯から。

元々、必要最低製造量が年間2,000kl(キロリットル)だったのが、1994年の酒税法改正により60klでよいということに。ビール醸造のハードルがぐんと下がったことで、宮下酒造や久米桜麦酒など元々造り酒屋だったところを筆頭に、日本各地で地ビールが造られはじめたそう。

しかし、ビール造りについての情報はその当時はまだ一般的に知られておらず、宮下さんはヨーロッパやアメリカへビール造りの勉強をしに行ったりなどの苦労があったそうです。

また、「当時は地ビールをはじめる=ビアレストランを併設が一般的で、造ったビールはレストランで消費するのという流れだった」と田村さん。ビールもレストランもよい売り上げだったようですが、経費も同時にかかったことで大変な苦労をしたそうです。


90年代後半に地ビールブームが。そして、2000年代アメリカでのクラフトビールブームを経て、2010年代に日本でもクラフトビールということばが使われはじめ、現在の日本のクラフトビールブームに至ります。

1990年代の地ビールブームと現在のクラフトビールブームの違いはあったのでしょうか?その違いや背景についても、直接その違いを味わってきたお二人から濃いお話をお伺いすることができました。

■編集部コメント
今私たちがおいしくクラフトビールを楽しめるのは、宮下さんや田村さんのような地ビール開拓者がいてくださったからこそだなと改めて感じました。目に入りやすく、買いやすく、届きやすくなった今のクラフトビール。街にも小さなビアバーやビアパブが増えさらに身近になって楽しみが身近になることは、私たちにとってこの上なく嬉しいことですね。
参加ブルワリー一覧
黄桜 京都麦酒/國乃長ビール/Derailleur Brew Works/KONISHIビール/ならビール/VOYAGER BREWING Co./AGARACRAFT/大山Gビール/松江ビアへるん/独歩・倉敷麦酒/吉備土手下麦酒醸造所/HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING/道後ビール

参加ビアパブ一覧
二軒茶屋餅角屋本店 伊勢角屋麦酒外宮前店/スタンドうみねこ コト/スタンドうみねこ はなれ/和歌山麦酒醸造所 三代目/酒工房 独歩館/GOLDEN GARDEN/RAKU BEER/道後麦酒館 別館/BOKKE

第2回目アーカイブ動画はこちら!


第3回「クラフトビールで地元を盛り上げたい!」2月6日(土)

第3回は、「クラフトビールで地元を盛り上げたい!」というテーマについて、元株式会社サントリー常務取締役・技術監で、現在はビール研究家である村上満さんと、元月刊「旅」(JTBパブリッシング)編集長で、現在は國學院大学教授の楓千里さんにお話を伺いました。


村上さんは約60年ほど前、サントリーの前身である「寿屋」に入社。社長よりビールを造るよう依頼されたのがビール造りのきっかけだそう。

勉強のため、初めて訪れたドイツのハンブルク。そこからビールを求めて移動し、ミュンヘンにあるビアホール「ホフブロイハウス」を訪れます。

2階には大広間があり100〜200人もの人がビールを楽しんでいました。その場所ではショーが開催されお客さんも全員が立ち上がり、ホフブロイハウスの歌をみんなで歌い上げたのだそう。その歌に驚きと喜びで感動したのを覚えているのだとか。村上さんにも当時を思い起こさせるような歌を実際歌っていただきました!

また、ドイツではそれぞれの州がその土地ごとにビールを造っていました。そのビールは「他の人は飲まなくていい、俺たちだけが飲めばいい」というスタンスで造られていて、今のクラフトビールの原点ともいえるのではと村上さんは話します。


ドイツで地域に根ざしたビールのお話を伺いましたが、日本でもその土地に行かないと飲むことができないビールもあるはず。ということで、楓さんに伺ってみました。

クラフトビールは、お風呂上がりにビールを飲める温泉街とも相性が良いと話す楓さん。

第2回で出演した「道後ビール」は近くに温泉街もあり、温泉後のクラフトビールもおすすめとのこと。また、松山のアパレルメーカーもクラフトビール造りを始めたそうで、街全体で盛り上がっているのを感じるのも楽しいのではとお話いただきました。

他にも、道の駅併設のブルワリーについてのお話やその楽しみ方、近畿、九州、沖縄のブルワリーやビアパブの方々にもたくさんお話を伺いました!ぜひビール片手に動画をご覧ください!

■編集部コメント
その土地でとれたものを使ってビールを造ったり、またその場所に行かないと飲めないビールがあるなどのお話も伺いました。希少性を高めることで、地元を盛り上げられるのも、クラフトビールの良さのひとつだと改めて感じ、胸が熱くなりました。
参加ブルワリー一覧
長濱浪漫ビール/近江麦酒/TANGO KINGDOM Beer®/西陣麦酒/MARCA BREWING/上方ビール/六甲ビール醸造所/奈良醸造/南紀白浜ナギサビール/杉能舎麦酒/門司地ビール工房/ひでじビール/ヘリオスクラフトビール

参加ビアパブ一覧
高野麦酒店/スタンドうみねこ/門司港地ビール工房/Life is Beer! 11TAP/voyager/Craft Beer Pub Beer Rize/バッカスの胃袋

第3回目アーカイブ動画はこちら!

第4回「クラフトビールをさらに楽しむコツを知りたい!」2月13日(土)

最後となる第4回では「クラフトビールをさらに楽しむコツを知りたい!」ということで、日本ビアジャーナリスト協会の藤原ヒロユキさんにお話を伺いました。

藤原さん自身もさまざまなペアリングを考えてきたそうですが、その中で「どこで飲むか」「いつ飲むか」「どんな人と飲むか」でも味わいが変わるのではと話します。

「人生で一番おいしかったビールは?」と聞かれることがよくあるそうですが、頭にふと浮かぶのは「昔、アメリカに旅行で道に迷い、泊まっているホテルに戻れなくなったんです。ドキドキしながらもなんとかたどり着いた後に飲んだビールが最高だった」という思い出。しかも、銘柄は覚えていないのだとか。しかし、シチュエーションによって、思い出に強く残る味わいがあるんだなというのを改めて感じました。


ということで、「環境ペアリング」についてのご紹介。

ひとつは時間帯。午前中、昼下がり、夜。これだけでも違ってきます。例えば午前中、南ドイツでは「ヘフェヴァイツェン」を飲むそうで、実際藤原さんもミュンヘンの醸造所に訪れた際、朝食に出されたのだそう。

また、ことばあそびとして、ひとり飲みなら「シングルホップ」、オンライン飲み会でみんなと飲む時には「セッションIPA」という選び方もあるとのこと。何を飲もうか迷ったときにはそういう選び方もおもしろそうですね。

■編集部コメント
「人生で一番おいしかったビール」について自分はどうだろうと考えてみたら、森のなかで初めて飲んだ生ビールが最高においしかったことが一番に頭に浮かびました。さまざまな方のお話を聞きながら、改めてビールの楽しみ方って無限大すぎると、わくわくした気持ちが止まらない贅沢な時間でした。
参加ブルワリー一覧
網走ビール/大雪地ビール/BAEREN Beer/いわて蔵ビール/田沢湖ビール/秋田あくらビール/さかい河岸ブルワリー/COEDO/TWO RABBITS BREWING COMPANY/京都醸造/ブリューパブテタールヴァレ/丹波路ブルワリー/マイルストーンブルーイング/ゴールデンラビットビール

参加ビアパブ一覧
Atta maruyama/オホーツクビアファクトリー/菜園マイクロブルワリー With kitchen/The Brewers Ichionseki By Tokuzo/BEER FLIGHT/Bistro Récolte/TAP&GROWLER/阿佐ヶ谷20TAPS

第4回目アーカイブ動画はこちら!

日本中のブルワリーやビアパブの方々が一堂に会し、全員集合した状態でお話が聞ける機会は滅多にないですよね。クラフトビールをどのような想いで造られているのか、そのことばに直に触れると、いつも飲んでいた味わいがまた一味も二味も味わい深く感じるはずです。

お気に入りのビール片手にゆるっと楽しめる動画ですが、ブルワリーやビアパブの方々、クラフトビールについてお話いただく方のお話を聞いていると、さらにクラフトビールが好きになってしまうはず。

全4回、すべてが見所です。ぜひ動画をご覧ください!

◯公式WEBサイト:https://craftbeer-onlinefes.nta.go.jp/

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山吹彩野 編集・ライター

星の準ソムリエの資格を持つ星空エディターで、星や宇宙を編集して伝えるWEB SPACE「星とくらす」を運営。最近では星を眺めながら、ビールと宇宙をつなげたいと日々考えている。好きなビアスタイルはIPA。音楽、カメラが好き。

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