こんにちは!ブラジル在住のビール大好き日本人・Ayumiです。今回も地球の裏側のビール事情をレポートします。
ブラジルのベロオリゾンテではようやくパンデミックも落ち着き、飲食店に対する緩和もほとんど撤廃されました(※1)。
ならば、「8か月ぶり(!)に外で思い切りビールを飲みたい!できればクラフトビールを飲みたい!」ということで、地元クラフトビールのブリューパブに行ってきました。
ブリューパブって何?
ブリューパブとは、店内にビール醸造所を併設したバー・レストランのこと。日本でも徐々に知名度が上がっていると聞いていますが、ベロオリゾンテでも、老舗ブルワリーをはじめ、いくつかのクラフトビールメーカーがパブを構えています。
今回伺ったのは、地元ブルワリー「Albanos」(※2)のブリューパブです。Albanosは、市内スーパーにもビールが売られているほど地元では有名なブルワリーの1つです。
小さいけれど、本格的な醸造所
こちらのパブは、もともとバーとして営業されていましたが、2018年にミニ醸造所を併設する本格的なブリューパブにリニューアル。小さいながらも、コロナ禍の前はほぼ毎日生産。現在は週3日程度生産しているそうです。
土曜日の昼過ぎに訪問した際は稼働していませんでしたが、お店の方が気さくに醸造所内を撮影してくれました。
整理整頓キッチリ&清潔感バッチリな醸造所内。「おいしいビールをつくるぞ!」という気合いが感じられます。
出来立て生ビールは7種類!
早速出来立て生ビールいただきましょう!
メニューをチェックしてみると、生ビールは7種類!
・『ピルスナー』
・『セッションIPA』
・『ペールエール』
・『ドライスタウト』
・『ブラウンエール』
・ミナスジェライス州300年を記念して作られた限定版ラガー『Uai Minas』
・ヘルシー志向な糖質カットタイプのラガー『Life Lager』
サイズは300ml・500mlの2つ。お値段は300mlがR$11.90(約250円)から、500mlだとR$15.90(約340円)から。スタイルによって価格が異なります。尚、メニューはQRコード読み取り式と、このご時世にはありがたいサービスです。
まずはピルスナーとセッションIPAをいただきました。どちらも良い温度に冷えています。
ピルスナーは、麦芽の旨味をバッチリ感じる!苦味控えめでスッキリ、スルスルと呑めるので、ブラジルの暑い気候にピッタリ。
セッションIPAは、グレープフルーツのような爽やかな苦味。重く感じずスッキリ飲めて、こちらもブラジルの暑い今の気候にぴったり。
グラスの洗浄もばっちりで、エンジェルリング(ビールを飲んだ際にグラスの内側にできる泡の輪)もこんな感じで美しく残ります。
生ビールにピッタリのおつまみたち
さて、おいしいビールには、おいしいおつまみが欲しいところ。
こちらのパブでは、ブラジルらしくお肉や揚げ物を中心にラインナップ。個人的に、ビールには茶色い食べ物が抜群に合うと信じているので(笑)、まずは白身魚のフライと、干し鱈のコロッケをいただきます。干し鱈のコロッケはポルトガル料理ですが、ブラジルでも一般的に良く食べられています。どちらも揚げたて&サクサクホッコリ。思わずペールエールを追加注文!
続いては、ブラジル人が大好きなお肉。特に人気のピッカーニャ(Picanha)という部位がおすすめです。赤身ですが、柔らかくて恐ろしいことにいくらでも食べられます。ちなみにこの付け合わせは紫キャベツのクリーム煮です。
ボリュームのあるおつまみ3品に、生ビールは2人で9杯(!)、合計でR$400程度でした(約8,450円)。ブラジルの法定最低賃金がR$1,100(※3)(約23,250円)であることを考えると、決してお安くはありませんが、近所の比較的裕福な家族連れや友人同士の休日ランチで、パブはなかなかの賑わいでした。
ということで、今回も地球の裏側でのビールの楽しみ方を紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか?皆さん、今日もおいしいビールを!Saúde(乾杯)!
【参考/備考】
(※1)ブラジルでは、各自治体によって規制ルールが異なります。これは、2021年9月初旬時点でのベロオリゾンテの状況です。
(※2)Albanosサイト : https://albanos.com.br/
(※3)2021年1月時点での最低賃金です。https://www.contabeis.com.br/tabelas/salario-minimo/
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