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飯塚麻衣子のビール遊学記 Column イギリスビールの聖地"Burton-Upon-Trent"のビール博物館へ行ってきた!

2015/03/24

昨年末まで 2 年間に渡り英国に大学院留学し、ビールフェスティバルやエールビールに魅せられ、卒業論文のテーマまで「英国でのビールフェスィバルとブリュワリー(醸造所)の関係」とビール一色にしてしまった『飯塚麻衣子のイギリスビール遊学記』。4 回に渡って連載します。

前回は英国の駅のホームにある、駅そばならぬ駅パブについてのレポートでしたが、第 2 回目は、ダービーでのビールフェステイバル(2014年7月中旬)への参加後、そこから列車で約 20 分の東に位置する、イギリスでのビールの聖地 "Burton-Upon-Trent" へ行ってきたお話し。

National Brewery Centre ビール博物館 イギリス

なぜ、ここへ来たのか。

1.ビールの聖地であるBurtonで、ビールを飲みたかったため
2.ビールの聖地にある National Brewery Centre (ビール博物館)を訪れたかったため(←要するにビール旅行です(笑)。)

Burton が位置するのは、イギリスの中央部。周辺の大都市ではバーミンガム、ダービーがあり、北部の大都市のマンチェスターやシェフィールドといった都市へもアクセス抜群の場所です。そして、それが実は、Burton がビールの聖地として栄えた理由の1つでもあるのです。①ビールを輸送する交通網の発達、②ビール製造に適した水質、こういった条件が、この地をビールの聖地に押し上げました。

National Brewery Centre ビール博物館 イギリス

現在は、大手インターナショナルなビール会社の工場が進出し、立ち並びますが、今でもこの町が、ビールの町・ビール経済で成り立っている町であることは変わりありません。

National Brewery Centre ビール博物館 イギリス
駅を出ると、ビールのにおいがプンプン。それも、ビール工場だらけの町なので、前日の自分の体にしみこんだビール、そしてビールが飲みたすぎる錯覚のにおいでもありません(笑)。早速、National Brewery Centre を目指して、進みます。

National Brewery Centre ビール博物館 イギリス
博物館へ到着し、チケットを買うと同時に、まだ第 1 回目のガイドツアーがちょうど始まったばかりで、「急いで!」と言われ、わけも分からないままツアーに参加!

途中参加で、しかも外国人は珍しいため、ガイドさんからもかなり色々なところでコメントを求められるはめに(笑)。無料のガイドツアーといえども、ガイドさんは、長年ビール製造会社で勤務経験がある知識豊富なガイドさんで、ユーモアを交えて約 90 分案内してくれました。

National Brewery Centre ビール博物館 イギリス

Burton でのビール製造の歴史~ビールの製造~ビールとカルチャー~ビールと輸送まで、幅広い話を館内・屋外を含め回りましたが、広い敷地、そして展示物だけをみても分からないこともたくさんあるので、ガイドさんがついていてよかったです。

National Brewery Centre ビール博物館 イギリス

National Brewery Centre ビール博物館 イギリス

National Brewery Centre ビール博物館 イギリス
ガイドツアーの最後には、博物館にあるパブにて1パイントの試飲つきです。私がビールのリサーチ、そしてビールに関する卒論を書いていたことを知ると、色々な資料をもってきてくれ大変好意的でした。(ちなみに、このガイドさんとは、この後 10 月に行われた英国最大のビールフェステイバルにて、偶然にも再会することとなります。)National Brewery Centre ビール博物館 イギリス

ビールの歴史を勉強し、もちろんしっかりビールも飲み、良いガイドさんにも恵まれご満悦な気分になりながらも、実はまだもう 1 つ行きたかった場所がありました。それは、この地の有名なブルワリーであり、そのブルワリーが経営するパブ "Burton Bridge Inn" です。

National Brewery Centre ビール博物館 イギリス
でも今回は、時間の関係からここへ寄ることはできず・・・(泣)。

趣のあるパブを背に、帰路へとついたのでした。

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ライターの紹介

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飯塚麻衣子 ライター/コラムニスト

"東京出身/本業は観光業。2004-2005年、2012-2014年の約3年間イギリスに滞在。2回目の滞在時に、エールビールに目覚め、英国各地のエールビールフェスティバルにて、ビールを飲み歩く。そのせいか、イギリス大学院卒業論文は、「英国のエールビールツーリズムについて」。イギリス滞在中に飲み歩いた、英国各地のビールフェスティバル・ヨーロッパでのビー ル旅行記は、個人ホーム

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