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ハナウタアヤノのビールノオト Column 「GOD OF SONG」ローリン・ヒルが降臨した夜は馴染みあるハイネケン!

2015/10/27

こんばんは。ハナウタアヤノこと山吹彩野です。この日私は柄にもなく、いつもより少しだけおしゃれして、きらきらして浮かれている六本木の街に繰り出したある金曜日。来たら必ず迷子になる東京ミッドタウンに降り立ち、向かう先は「ビルボードライブ東京」。

ワインフェアを横目にエレベーターで4階へ。乗り合わせたのは外国人カップルとおしゃれなお姉さん二人、そしてラフな格好のご夫婦らしき方々。一緒に乗る人達も同じ階で降りるみたい。年齢は私よりも高いと見た。

ハイネケン



映画『天使にラブ・ソングを2』のローリン・ヒル来日!!


この日、なぜ私がこんな場違いな場所に来たのかというと、私にとっての「GOD OF SONG」、Ms.Lauryn Hill(ローリン・ヒル)が来日公演に来たからです!

ローリンヒル

 

1993 年に公開された、ウーピー・ゴールドバーグ主演のミュージカル映画『天使にラブ・ソングを 2 』に出演し、持ち前の歌声で人々を虜にし、自身も成長していく女子高生役を好演したあの女の子! 元々、 The Fugees (フージーズ)という 3 人組 R&B グループの紅一点ラッパー&ヴォーカルでしたが、『天使にラブ・ソングを 2 』はローリン・ヒルが多くの人に知られるきっかけとなり、グループや彼女自身にとっても、大きな転機となる作品になります。

※フージーズの楽曲では、コーヒーの CM 曲でおなじみのアメリカ出身の黒人シンガー、ロバータ・フラッグの ”Killing Me Softly with His Song” (放題:やさしく歌って)のカヴァーや、アメリカのソウルシンガー、ティーナ・マリーの ”Ooh La La” をサンプリング(音楽の一部を引用して新たな音楽に再構築すること)した”Fu-Gee-La”などが有名です。

 

 

ローリン・ヒル×ハイネケン


その後はソロ活動に専念し、今回満を持しての来日。

「あの憧れのローリン・ヒルに会える・・・!」と、落ち着かせるために選んだお酒は、周りのお客さんが飲んでいるオシャレなカクテルでもワインでもなく、オランダビールの「ハイネケン」。ハイネケンは日本でも多くの店舗で取り扱っており、私がいつも行くような小さいライヴハウスに置いてあることも多く、馴染みのあるビール。 私が一番会いたかったローリン・ヒルの音楽と、他のお酒で酔いが回り理性が飛んでしまうのを防ぐために、馴染みのある味で落ち着ければと思い選びました(笑)。(実際、ライヴ中に飲んで、ハイネケンのコクのある強めのホップを感じ、正気を取り戻せたことが何度かありました。)

heineken

 

 4 万円!!!

予定していた開演時間より約 45 分遅れで登場したローリン・ヒル(過去には 3 時間以上遅れたこともあります)。熱狂的な声援の中、おもむろにイスに腰掛けギターを弾きながら歌い出しました。少しかすれ、荒削りになった感は否めなかったのですが、その歌声は憧れのローリン・ヒルそのもの。何曲かの後に咳をし「風邪をひいてる」と辛そうに話していて、声がかすれていたのはそのせいもあったみたいです。しかし、その後も繰り出される楽曲の数々。バンドメンバーをアグレッシヴにコントロールし、グルーヴィなサウンドで会場を巻き込み熱狂させるそのパワーは、彼女の持つ天性の才能や経験なんかを凌駕した空間を作り上げていました。実はこのライヴチケット、 4 万円もするもので買おうかためらっていたのですが、ライヴを目の当たりにした私は、そんな気持ちはどこかに飛んでいっていました。

 

ボブ・マーリーの息子であるローアン・マーリーと結婚して 5 人の子供に恵まれたり、「 Q 誌の選ぶ歴史上最も偉大な 100 人のシンガー」にも選ばれ、『天使にラブ・ソングを 2 』の頃に比べたら酸いも甘いも経験した大人のローリン・ヒル。彼女の歌声をこの機会にぜひ聴いてみてはいかがでしょうか。もちろん、ハイネケンも一緒にね!

 

Lauren Hill - Ex-Factor


[embed]http://youtu.be/cE-bnWqLqxE[/embed]

 


Lauryn Hill - Doo-Wop (That Thing) (Official Video)



[embed]http://youtu.be/T6QKqFPRZSA[/embed]

 

BBL 8th Anniversary Premium Stage Ms, Lauryn Hill

2015 年 9 月 25 日(金) 東京Billboard Live TOKYO

【セットリスト】

1.Conformed to Love

2.Peace Of Mind

3.Mr.International

4.War In the Mind

5.Mysteryof Iniquity

6.Ex Factor

7.Lost Ones

8.How Many Mics

9.Fugee La

10.Ready Or Not

11.Killing Me Softly with His Song

12.Signs

13.Who's Going To Help Me Praise

14.Guiltiness

15.Bad Card

16.Punky Reggae Party

17.Jammin

18.Is This Love

19.Could You Be Loved

20.Feeling Good

21.Black

22.Doo Wop

 

ローリン・ヒル

http://www.sonymusic.co.jp/artist/LaurynHill/

 

ビルボードライブ

http://www.billboard-live.com

 

ハイネケン

http://www.heineken.com/jp/AgeGateway.aspx

 

 

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ライターの紹介

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山吹彩野 編集・ライター

星の準ソムリエの資格を持つ星空エディターで、星や宇宙を編集して伝えるWEB SPACE「星とくらす」を運営。最近では星を眺めながら、ビールと宇宙をつなげたいと日々考えている。好きなビアスタイルはIPA。音楽、カメラが好き。

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