Release 【飲んでみた】香港発のクラフトビールが日本初上陸!「アート×化学」で生み出す唯一無二のフレーバー

2021/12/26

いつだって新しいビールに出会うとわくわくするものですが、ひと目見ただけでインパクトを与えるパッケージに、考え尽くされたビールをつくる、香港初のクラフトビールが日本に上陸しました。


2021年12月11日(土)に日本に初上陸した香港初クラフトビール「Carbon Brews」。

今回、代々木のビアパブ「Watering Hole(ウォータリングホール)」でローンチパーティー行われ、編集部もいち早く味わってきました!


ビールは化学50%、アート50%から成る


2018年に香港の工業地帯で誕生した「Carbon Brews」。創業からわずか3年あまりにもかかわらず、数々の国際的なビールの賞を受賞し、そのポップなビジュアルやユニークなフレーバーでビール好きを楽しませています。

「Carbon Brews」の醸造フィロソフィーは「ビールは化学50%、アート50%から成る」。

酵母の働きで味わいや香りが変わるビール醸造における化学反応と、コンセプト設計からフレーバーに落とし込むアートのような過程を表現しているそう。


デザインチームも自社で抱え、ひとつひとつの缶のラベルにビールを楽しむ日常の様々なシーンを表現。

たとえば、日常でも飲みやすいラガースタイルのビールには“普段見慣れている階段や門のデザイン”。仕事終わりの疲れた体を癒してくれるようなウィートスタイルのビールには、“また明日も元気が出るようなポップなカラーやファンシーなデザイン”を採用しています。

また、コンセプトを表現するためのビール、という概念で飲食業界のみならず、ファッション、映画、音楽などと協業し、ビール+αで楽しめるアートコンテンツの制作もしています。

ブルワリーグッズのTシャツやトートバッグも、普段使いできるようなデザインと生地感にこだわり、アパレルとしても良質なプロダクトを提供。撮影監督のクリストファー・ドイル氏とコラボレーションビールを醸造するだけではなく短編ムービーも制作したり、Spotifyでもビールと共に楽しめるようなプレイリストを多数投稿したり。無限大なアウトプット先でさまざまなアートを展開しています。

なんだこれ?新感覚な口当たりに飲む手が止まらない


今回は定番6種類と限定1種類が上陸。早速飲んでみました!

Earth People アース ピープル

ビールの種類はドライホップラガー。“日常”をコンセプトに作られており、空や大地をイメージしたラベルは“みんなが毎日飲むビール”として手に取りやすいよう考えられているそう。一口飲むと、ラガーのキリッとした味わいの後に、深みのある香りや余韻が残ります。通常のラガーよりドライホップを多く使用しているので、飽きの来ない味わいに仕上がっています。

Sour Punch サワーパンチ

ビールの種類はベルリナーヴァイセ。パイナップル、マンゴー、クランベリー、パッションフルーツのトロピカルな香りをアクセントに、ラズベリーとグアバ由来の酸味が楽しめます。まさにフルーツポンチ!と言いたくなるほど、全てのフルーツがバランス良く配置されています。フルーツ同士が喧嘩せずに口の中で調和し、デザートを食べているかのような気持ちにさせてくれます。

Crazy Rich Luplins クレイジーリッチ ルプリンズ

ビールの種類はダブルヘイジーIPA。クレイジーなほどホップを使っていることから、この名前に決まったとか!アルコール度数は8.2%と高めですが、マンゴー・パパイヤの完熟系トロピカルフルーツのアロマが飲みやすい口当たりを実現しており、フルーティーでありながらもガツンとパンチのある味わい。ハイアルコールながらも、バランスの良い香りのおかげでスイスイ飲めてしまいます。

Baby Rich Luplins ベイビーリッチ ルプリンズ

こちらは先程の「Crazy Rich Luplins クレイジーリッチ ルプリンズ」の仲間として、Crazy Rich Familyに追加されたセッションヘイジ―IPA。色合いや香りは通常のヘイジーと変わらないですが、口に含むと思わず「なんだこれ!?」と言ってしまうほど、驚きの軽やかさ。3.9%と低アルコールながら、フルーティーなホップがぎっしり詰め込まれていることで、ハイアルコールにも負けないジューシーで飲みごたえのある口当たりになっているそう。

Staying Alive ステイイング アライブ

ビールの種類はセッションIPA。こちらもアルコール度数は4.6%と低めですが、レモン、グレープフルーツ、オレンジの柑橘系アロマが芳醇な香りを生み出しており、飲んだ後の満足度はかなり高め。ヘイジーやIPAはハイアルコールなものも多く存在するので、連続で飲むと飲み疲れが発生してしまうことも…。「Staying Alive ステイイング アライブ」では、そんな疲れを予感させず、しっかりとした飲みごたえはありつつもスイスイと飲めてしまう味わいです。

Feels Good Man フィールズ グッド マン

ビールの種類はウィート。こちらはレシピを編み出すまでに12回もトライアンドエラーを繰り返したという「Carbon Brews」のこだわりが濃縮された一本!筆者も1番好きな銘柄です。グレープフルーツ、レモン、オレンジピールが主体となっており、まるでオレンジジュースを飲んでいるかのような爽快さ。後味にウィート特有のまったりした甘さも感じられ、一杯で様々な顔を見せるビールです。

Like the Wind ライク ザ ウィンド

最後は限定ビールのIPA。ビール愛飲家であり、Carbon Brewsファンの撮影監督クリストファー・ドイルとのコラボレーション作品。飲みごたえのあるモルト感とドライな後味が特徴的で、IPA好きにはもってこい。こちらのビールを造るにあたって、ビールのレシピやラベルも何度も試行錯誤を重ねて完成したそう。ビール好きドイル氏の愛が詰まった一杯です。

香港クラフトビールには、やっぱり中華料理が一番!


香港のクラフトビールに合わせて、おつまみも中華風に。まずは「油淋鶏風」を頂きました。スパイスがたっぷり染み込んだチキンに思わずにんまり。ジューシーで濃い目の味付けが美味しいこちらは、スッキリとキレのあるラガータイプの「Earth People アース ピープル」や、甘じょっぱいペアリングが楽しめるウィートスタイルの「Feels Good Man フィールズ グッド マン」がぴったり。添えてある水菜もシャキシャキ食感でさっぱりとした食べ応えです。


お次は「長ネギとキクラゲのスパイス漬け 六花粉と共に風」を頂きました。ピリ辛の味わいにキクラゲの食感がたまりません。山椒が香るこちらにはガツンとした飲み口の「Crazy Rich Luplins クレイジーリッチ ルプリンズ」のヘイジ―や、「Like the Wind ライク ザ ウィンド」などのIPAがおすすめ。お酢やスパイスの味わいと、重厚なスタイルのビールは相性抜群です。

他にも角煮やラムパイロウなど、ビールのお供にぴったりなおつまみがありました。ローンチイベント用に考案されたメニューだそうですが、もしかしたらお店の定番メニューになるかも?「Watering Hole」に訪れた際は是非チェック試してみてください!

ビールを超える、自分を超える


ありそうで無かったフレーバーや新感覚の味わいなど、驚きの連続。ビアギーク達を唸らせているのもわかります。


クラフトビールという枠に捉われず、自分たちが思い描くコンセプトアートの一環としてビール造りも行い、躍進を続ける「Carbon Brews」。

今回のローンチイベントで初めて日本以外のアジアのクラフトビールを飲んでみましたが、欧米や日本には無い新しい味わいで驚きと発見が沢山ありました。

例えばヘイジーやIPAは、美味しいけれどアルコール度数が高めのものも多いため何杯も飲むと疲れてしまう。そんな悩みを「Carbon Brews」は味わいや口当たりはそのままに低アルコールに落とすことで実現していたり。「こんなビールがあったらいいな」という、自分でも気づいていなかった欲求にも気づくことができました。


そんな新たな価値観を味わえる場として、2022年1月中旬には東京・赤坂にて「Carbon Brews」初となるタップルームを香港と同時オープンし 「Carbon Brews」のクラフトビール、国内外のゲストビールと香港フュージョン料理を提供予定!順次東京都内の飲食店及びボトルショップにて、缶と樽の提供・販売も開始します。

気になる方は是非Instagramで最新情報をチェックしてみてください!

Carbon Brews
Instagramアカウント:https://instagram.com/carbonbrews

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爪菱リオ ライター

ビールと映画をこよなく愛する陽気な関西人。真夏の野外フェスでキンキンに冷えたビールを飲んでからすっかり虜になりました。お気に入りの本を読みながら美味しいビールを飲むのが日々の至高の時間。国産クラフトビールを中心にサワーとフルーツビールが好き。

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